2016.10.28

逆境を超えていく者へ 5
中間子という悩み

 

 

中間子という悩み。

三人の幼いこどもたちをみながら、これはすごく以前から気になっていた。

きょうだいの名前を呼ぶのも、上から、下からはあっても、真ん中からはない。

生まれたときから上の子がいて、物心ついてきたら、新しい小さな存在が登場。親をとられたような想い。


どこへ行くのも、自分のためだけの用事で出かけることはほとんどなく、上の子か下の子がほぼもれなく付いてくる。さらに、真ん中の子と私という、ふたりだけの時間もほとんどない。

ちゃんと目をかけてくれているのだろうか…

そんなさみしさがどこかあるように感じる。


うちの次女は姉妹の中で、わがままになることが多い。
それは単純にわがままのこともある。
けれど、さみしさとないまぜのこともあるように見える。


かたくなに、頑固になってみたり。
出かける予定が、いきなり「行かない!」となってみたり。
妙に、「これは私のおもちゃ!」と主張してみたり。


うまく感情をことばにできず、ただただ否定、反抗という態度で現れることもしばしば。でもそんなときは、抱きしめながら、なんとか話をしていくようにする。


「気持ちがからまっちゃったんだ…」

次第に心がとけていくと、そんなことを言うことがある。


学校のこと。朝きもちわるくなること。お友だちのこと。


「マミといっしょに学校行きたいんだ……」


ぽつりと、この一言も出てきた。

おじいちゃんが登校に付き添ってくれているけれど、おじちゃんにヤダとは言えない。言えなかった。だって、お世話になっているから悪いと思って…。 


小さい体で、抱いていた感情。

きちんと気づいてあげられず、わるかったと思った。


その後、朝、おじいちゃんには末子を見ていてもらい、私が学校についていくようになった。


つづく