先日、ある先生から、これからはIQならぬEQ (Emotional Intelligence Quotient) が注目される時代になると聞きました。日本ではEQは「こころの知能指数」と言われており、自分や相手の心情を理解し、かつ自らの感情をコントロールする能力とのこと。あらゆる人間の言動は感情に大きく左右されるので、これを日頃から意識することで社会との関わり方に役立てようとするものらしく、訓練によってはその能力を高めることができるそうです。
そしてそのなかでは、「言いにくいことをうまく伝え、相手の言うことを理解する」というコミュニケーション力が必要不可欠とのこと。どちらが正しいのか、どちらが間違っているのかではなく、相手と自分の間にある問題から共に学ぼうとする姿勢が大切で、まずは自分からその姿勢を示そうという教えです。

選挙後から数日間続いたトランプタワー前のデモ


ご存知の通りアメリカでは、大統領選後から1週間以上たった今でも、国が二分されたように各地でデモが起き、死者が出るほどの騒ぎです。マイノリティーなどに対する差別的な嫌がらせも多発しています。また、ニューヨークの地下鉄駅ユニオンスクエアでは、選挙結果にショックを受けた人々が、自分の想いを書き込んだ付箋を駅構内の壁に貼りつけ、怒りや悲しみを発散させています。
いままさに、このEQの考え方が必要なときだと実感しています。

ユニオンスクエア駅構内の壁


実は最近、私自身においても、この能力の重要性を痛感する出来事がありました。
いまお世話になっているアパートは古いおうちのため、どんなにソロリソロリと歩いても床の軋む音が起こります。そんななか、私の帰宅が遅い際は、寝ているオーナーをその生活音で起こしてしまうようで、翌日は必ず怒られるという展開が続いています(苦笑)。もちろん、音をたてないための努力はしているものの、軋み音をたてないことは不可能に近く、とはいえ毎日早く帰宅するのも無理なのです。(ごめんなさい。。)オーナーにとっても私にとっても、若干ストレスフルな毎日です(苦笑)。

こちらの友人たちからは「よくある話だよ。引越せば?」と言われる始末ですが、お互い歩み寄れるよう、解決策を見つけられるよう、「言いにくいことをうまく伝え、相手の言うことを理解する」という教えを胸に話し合わなくてはと思っています。

ちなみに、この必要不可欠なコミュニケーション力をどうやって身につけるか?については、「Difficult Conversation (日本語版「話す技術 聞く技術」)」 という本に詳しく書かれているようです。私も読まなくっちゃ‥!

日本経済新聞出版社発行。amazonにもありました。