先週からの続きです。

さて、星のや軽井沢 森林養生・冬』は、2泊3日の食事もインクルードされているのが特徴。断食合宿ではないので、極端な食事制限はなく、『星のや』らしい美味しいご飯を十分に堪能できました。

メインダイニング「日本料理 嘉助」の和食だけでなく、系列のホテルブレストンコート「ユカワタン」のフレンチ、のんびり部屋食など、シチュエーションも味もバラエティに富んでいて、飽きなかったのもポイント。
とにかくいずれもボリュームたっぷりで、信州の滋味・美味をしっかり盛り込んだメニューが、旅の楽しさを盛り上げてくれました。


普段は、朝からこんなに食べない(けれど、ぽっちゃりの)私。滞在中は毎食が満腹で、ちゃっかり間食もしたので絶対に太ったと思っていましたが、家に戻り体重計に乗ると、ほんの少しですがマイナスでした。なぜかしら? なぜだろう……。


☑有酸素運動を毎日行った。
☑指圧やマッサージで癒された。
☑歩く時、食べる時の正しい姿勢を意識した。
☑1日3回以上、温泉に入った。
☑仕事を置いてきたのでストレスが少なかった。

いろんな理由が考えられましたが、いちばん大きかったのが

☑ “ゆるい低糖質”の特製美食
かもしれないと思い至るわけです。そこで、3日間の美食の数々を思い出してみます。



1日目の晩:「山の懐石」@日本料理 嘉助
バラエティに富んだ海の幸、山の幸に舌鼓。なかでも“山独活の炭焼き”は、季節らしさをストレートに味わえるひと品でした。“店主の隠し味噌”や塩であっさりといただきます。メインは“猪鍋”。とろろ、ささがき牛蒡、芹が入って、滋味たっぷり。“赤飯湯葉掛け”や“干し舞茸のご飯”など、糖質メニューは控えめに組み込まれていました。

“山独活の炭火焼き”は、煙を吹き出す浅間山の器を使ったプレゼンテーションに興奮。このつけ味噌があまりに美味しく、聞くと購入もできるそう。最終日に買いましたw また、隣接の「カフェハングリースポット」では、いろんな種類のお味噌がずらり“信州味噌フェア”も開催。



2日目の朝:「山の朝食」@日本料理 嘉助
たっぷり眠って目覚めすっきりの翌朝は、おかずも充実の和朝食で。素敵な土鍋に入っているのは“粒そばの茶粥”。香りがよくて美味しかった。そばは低GI食品ですが糖質は比較的高め。お粥にすることで摂取する糖質量を控えめにできるんですね。勉強になるわ。

 
 

出し巻き卵は2名分。このほかに、風呂吹き大根や豆乳鍋も。素敵な塗りの器で“身体によい朝食”を。キャベツのお味噌汁や野沢菜漬けなど、野菜が美味しいなぁとしみじみ。



2日目の昼:軽めランチ@日本料理 嘉助
信州ならではの食もしっかりと。乗馬から戻ってきたあとだったので、あたたかいそばがしみました。天ぷらは塩であっさりといただきます。特にふきのとうと舞茸が美味しかったな。

 
 

信州ならではのおそばと野菜多めの天ぷらで、軽めの昼ご飯。夜とは違ったムードの嘉助で。



2日目の晩:フレンチ@ホテルブレストンコート ユカワタン
軽井沢ホテルブレストンコートのメインダイニング「ユカワタン」での華やかな一夜は森林養生のハイライト。木立を抜けた庭にある焚火前でアペリティフと川海老のビスクをいただいてから、レストラン内へ案内される高揚感といったら♥ 世界的な料理コンクールで日本人初の入賞(2013年世界3位)をはたした浜田統之さんに代わり、今年からは松本博史さんが料理長に就任。同じ食材でも調理法を変えたり、パンやデザートの内容を変えたり、さりげなくゆるい低糖質のフレンチになっています。お酒が飲めない人には“ノンアルコールカクテルのペアリング”も人気なのだそう。

6つの小さな丸い石の上に、コースで使用する食材をダイジェストで紹介する「ユカワタン」自慢のアミューズブーシェ。低温でじっくりと火入れした鱒は爽やかなクレソンのソースで。デザートは、中にレモンのクリーム、アイスクリームが入った飴細工のレモン。美しすぎて躊躇したけど、やっぱり我慢できずパリンと割っていただきました💛

 


3日目の朝:ホットスムージー@お部屋
集落ウォーキングに出発前の早朝、お部屋にホットスムージーが届きました。温かなカブのスープの上に、その場で泡立てた豆乳ホイップをたっぷりと。昨夜がボリューミーだったので、この“おめざ”は絶妙。女心をわかってる感じです。

この電動ホイッパーがとっても便利。あっという間にクリーミーに泡立ちました。しかも、これならそのまま注ぎやすいし、思わずほしくなってしまいました。

 

3日目の昼:ブランチ@お部屋
集落ウォーキング➡温泉ボディワークとはりきった後は、お部屋で最後の食事に。お気に入りのリビングスペースは掘りごたつ式。新聞を読みながら、のんびりブランチをいただきました。パンは低糖質パンだそう。これ、初めて食べたけど美味しいわ。「ケチャップは意外と糖質が多いんですよ」と教えてもらいつつ、別添のケチャップを目玉焼きに使うか逡巡。

ヨーグルトにはカロリーゼロのラカントSをパラパラとかけていただきます。グラニュー糖より細かな粒々のプチプチ感も気に入り、家に帰ってから早速、発注しました!



<番外編>

今年から、ケラ池にスケートリンクが!(2017年は3月中旬まで)。私も日中、ちびっ子に紛れてすべりました。ケラ池の冬ノ森café&Barの夜は、大好きな“焼きマシュマロチョコレートクラッカーサンド”があると知り、滞在中4回は焼きました。しかし、微差ですが体重は減っていたのです。



今回の森林養生は、姿勢や呼吸、歩き方など、改めていろんな気づきをくれました。実際、最終日のコンサルテーションでは、肩の位置が後ろになり、前への巻き込みも少し改善。首が長く見えるほど、肩がリラックスしていました。この感覚、忘れないようにしなくっちゃ!

そして、私のように食い意地の張った人間には、我慢するばかりではなく、食品を賢く選んでまんべんなくいただく、ストレスフリーな特製美食(ゆるい低糖質)は超ツボでした。

これまでは、糖質オフ否定派の私でしたが、現在“ゆるい糖質オフ生活”に突入。次週で詳しく書きますが、現時点では、2週間で体脂肪量がマイナス1.5kg(体重はマイナス1.6kg)です。
 

【星のや軽井沢】
http://hoshinoya.com/