2017.3.16

のどかな町に突如人だかり!
人を繋ぐイベントスペース「トポス」

 長野市内から車で約30分のところにある小さな町、小布施。一見、栗が名産ののどかな場所ですが、実はとっても活気があるんです。

*********************

「トポス」はもともとテーラーだった古い民家をリノベーションして完成した場所。これはロケットストーブ。大抵キャンプなどアウトドアで使うことが多いけれど、煙突さえうまくつなげられれば室内でも使用可能。煮込みお料理もお得意! トポスのロケットストーブは横長に繋がっていて、座るととても暖かいベンチになっています
共有スペース「トポス」。左手奥の入り口見えますか? お客さんが入れずに様子をうかがっています
とってもおしゃれなミサちゃん。東京出身で都内の広告代理店勤務を経て小布施へ。抜群のセンスで人を楽しませたり、ワクワクすることを考えるのがすごく上手!

「トポス」でイベントがあるから来ない? と小布施に住んでいる友人のミサちゃんから誘われました。
「トポス」とは、昨年完成したばかりの共有スペース。ミサちゃんもそこの運営スタッフとして関わっています。子育て中のお母さんたちのおしゃべりの場所になったり、英会話サークルの活動の場になったり。ナチュラルフードのレストランや落語を楽しむための講座、器のギャラリー……といつも魅力的なイベントを開催しています。お誘いを受けたのは、何人かのハンドメイド作家さんたちが集まり、物販やワークショップを開くというイベントでした。

手を伸ばして何とか撮影です。たくさんのお客さんで賑わっていました
可愛い動物のアイシングクッキー
刺繍のアクセサリー。どれもニュアンスカラーの刺繍糸で作られていて、とても可愛かったです
奥では人気作家さんのドライフラワーでのリース作りワークショップが開催されていました。近づけないほどの大盛況

 イベント当日は、オープン間も無い時間に到着したにもかかわらず、人で溢れかえっていました。それまでは歩いている人さえまばらだったのに、いきなり「トポス」だけ人の熱気。
「私が来たらもうお客さんが並んでくれていたの。私もびっくりだよ!」とミサちゃん。

「トポス」の運営スタッフは常にハッピーで人を引き付ける吸引力と目標を実現させる実行力があります。昨年末、彼女たちが企画し開催した「OBUSEエバーグリーンマーケット」では私もハンドメイドのお店を出させていただいたのですが、出店者もお客さんもたくさん! 大盛況でした。

「OBUSEエバーグリーンマーケット」にて運営スタッフと出店者の皆さん(私もいます)。

 また小布施には世界で活躍するスポーツ選手育成の場所もあるんです。

「小布施QUEST」……スノーボード、スキーのジャンプ練習施設。エアマットで練習するため、誰でもジャンプの練習ができます。オフシーズンでも練習ができる上に、名指導者がいらっしゃることもあって、鬼塚雅さんや大塚たけるさんを始めとした世界レベルのスノーボーダーも頻繁に通っているとのこと。

「小布施スラックライン」……小布施にある浄光寺の敷地に設けられたスラックライン。無料で施設が利用できることもあって、子連れのお母さんや学校帰りの子供達が楽しく技を競い合っています。今では世界選手権にも出場する選手を輩出し、今年の九月にはW杯がここ小布施で開催されるほどの勢いです。

 小布施は町の人みんなが積極的にいろんなことにチャレンジしています。

「小布施はね、町長がとても近い存在なの。『僕の家には昼夜問わずいつでも遊びに来ていいよ』って言ってくれるんだよ。私もご自宅にお邪魔して話した時、町長さん、親しく接してくれて嬉しかった。直接こうして彼と話しができるからか、小布施の人たちの間には自然と自分も何かやってみよう、やれるかも! 関わってみよう! と言う空気が漂っているんだよね。それってこの町の魅力だなって思う。やってみなよ、応援するよって町が背中を押してくれるんだよ」

 とミサちゃんが話してくれたのを聞いて、「北風と太陽」の物語を思い出しました。

イソップ寓話「北風と太陽」
ある日、旅人のコートを脱がせる競争を始めた「北風」と「太陽」。
「北風」は寒くて冷たい風をビュービューと吹かせ、旅人のコートを無理やり剥ごうとしますが、前にも増してコートを掴んで放しません。
一方「太陽」は、燦々と輝く光と暖かさを降り注ぎます。すると旅人は自らコートを脱ぎ始めました。

 直接お会いしたことがないのでわかりませんが、町長さんは太陽のように小布施の人たちが自らの意思でコートを脱ぐようにしてくれているのかな。

 ミサちゃん、次は何を企んでいるの? 楽しみにしています!