Yahooのトップニュースでもお騒がせしましたが、Cherが22年間の幕を閉じることになりました。オーナーの山崎嘉子さん、南リカさんにお会いしたのは私が上京したての頃。まだお店が原宿のマンションの1Fにあった時の話です。あれから20年の歳月が過ぎ、その間にブランドは急成長。女性の憧れブランドとして君臨し、エコバッグは社会現象までになりました。

3月をもってクローズされるCher。ニュースになったその日から惜しまれるファンの声が未だ途切れることがありません。日本のファッションの一時代がまた去っていく寂しさを感じています。
 
2016年秋冬よりリブランディングされ、上質な素材やシンプルなテイストながらもCherらしい遊び心はそのままに発信された「Beautifully Unruly」。徐々にではありましたが、大人の女性のお客様からも支持され始めていた矢先の決断に、私も含め動揺する気持ちは皆一緒。先日、とある編集長さまにご挨拶兼ねてお会いした時のこと、「Beautifully Unrulyのカシミヤニット、シンプルなアイテムだけに何がどう違うのだろう?と思っていたら、『ああ、こういうことなんだ〜!』って着てみて、絶妙なさじ加減にびっくり。本当は大人のための服だと気付かされました。期待感が高まっていただけ本当に残念です。」
 
Cherの最後のコレクション是非見に来てください!大人のおしゃれ心をくすぶるアイテムが勢揃い♡ 問い合わせ Cher 03-5457-2261【平日】12:00~20:00 【土日・祝日】12:00~19:00

2016年秋冬よりリブランディングされ、上質な素材やシンプルなテイストながらもCherらしい遊び心はそのままに発信された「Beautifully Unruly」。徐々にではありましたが、大人の女性のお客様からも支持され始めていた矢先の決断に、私も含め動揺する気持ちは皆一緒。

先日、とある編集長様へご挨拶兼ねてお会いした時のこと、「Beautifully Unrulyのカシミヤニット、シンプルなアイテムだけに何がどう違うのだろう?と思っていたら、『ああ、こういうことなんだ〜!』って、着て初めて気付かされました。絶妙なさじ加減がたまらなく良くて、本当は大人のための服だと。期待が高まっていただけに本当に残念です。」

彼女だけでなく大草編集長も「すごく気に入っているの〜!」と、インスタでも着ているところをたくさんアップいただいたり、大人で感度の高いスタイリストや編集者の方々へもCherの魅力を再認識され始めてきただけに、惜しまれる声が大きかったのも事実。

 
Beautifully Unruly 2017年春夏コレクションより。遊び心の中に大人のエッセンスが詰まったコレクション。

でも、アラフィフ世代の一人の女性の立場としてはどうでしょうか?

バブル時代での下積み時代、二人で切磋琢磨突っ走りながら、アレヨアレヨと会社は急成長。止まることがなかった・・・というより、立ち止まることさえ許されなかった30代〜40代。大企業とまでいかなくても、社員を抱えるということは、誰かの人生を担いながら生きていくことだったり、容赦ない時代の移り変わりで、ファッションの在り方も変わってきたこと、加えて、絶え間ない自然災害や不安定な経済の影響はこのブランドに限ってのことではありません。

リブランディングしたばかりでの撤退は、私たちが考える以上に苦渋の決断だったに違いありません。しかし、50代という節目に入り、第二の人生を思い描き、自分らしいスタンスで生きていく・・・それをアクションに移したことは、一女性の立場として、私は「英断」だと捉えています。

幾つになっても「Cher」らしさを貫き通し、服作りをやってきたふたり。昔から変わらないスタイルが羨ましすぎますが、その「細さ」がコンプレックスだったとか・・・「可愛い服を着てモテたい!」そんな女心が嫌味なく、さらっとカジュアルにアプローチしたところに、多くの女性の共感を呼んだのかもしれません。

現在のアラフィフ世代は(勝手に)熟成黄金期だと思っています。バブル期を経てきた時代の女性特有の強さ、若さ、思いっきりのよさ、そして華々しさがあるように感じています。だからこそ、次何をやってくれるのか、どんな人生を歩むのか・・・まだまだ楽しみな気がしてなりません。

とりあえずとりあえず、お疲れ様でした♡

2017年Cherの「Beautifully Unruly」の春夏コレクション。このシーズンに真っ先に飛びついたのが、シャネルの生地なども作っていることで知られているMALHIA KENT(マリア・ケント)社のツイードを使ったタイトスカート。値段もそれなりなのですが、このクオリティーは老舗メーカーの生地だからこそ。ハイウエストの部分がレースアップで施されているデザインも他になく素敵。体の線を意識して(笑)、末永く愛用したい一枚。