3月18日まで仙台で開かれていた第3回国連防災世界会議について、このブログでも何度かお伝えしてきましたが、今回は会議の成果のポイントなどに少し触れます。

まず、会議では「仙台宣言」が採択されました。その一部をご紹介すると、次のようなことが書かれています。「世界の多くの地域において増大する災害の影響とその複雑な問題を認識し、世界中で災害により失われる生命及び財産を減らすべく、我々は防災のための努力を強化する決意をここに宣言する。」(外務省による英文仮訳)。

そして、向こう15年間、国際社会の指針となる「仙台防災枠組2015-2030」も合意されました。その内容について二点ほど知っておくとすれば、まず「Build back better(より良い復興)」という概念。つまり、災害を機に、復興の過程で、以前よりも災害に強い街や社会をつくる、という考え方が盛り込まれました。さらに、災害リスクを削減するためには、女性の参加が重要であることも強調されています。

国連防災世界会議に合わせて開かれたセミナーの会場で、登壇の合間にILOのブースで広報活動をする小山淑子さん。

さて、以前のブログ記事で、友人の小山淑子さんが、防災会議に合わせて仙台へ行ったとお伝えしました。彼女は、「暮らしと雇用の復興」をテーマとしたILO(国際労働機関)公開セミナーで、「雇用を中心とした復興:東日本大震災からの教訓」と題した報告を行いました。小山さんは昨年、宮城県の亘理町で女性の雇用を創出した「WATALIS」というブランドの代表理事の引地恵さんと、仕事を通じて知り合ったそうで、今回も会議場にあるショップで、WATALISの可愛いヘアアクセサリーを買ったとのこと。前回記事でも書いたように、私もUNICEF親善大使の黒柳徹子さんと共に、被災後の亘理町を訪れたことがあったので、皆さんにご紹介したいと思いました。

わたりのいちごストラップ。©WATALIS
FUGUROと呼ばれる巾着袋。©WATALIS

さまざまな年代の女性が、育児、介護、家事などと両立させながら、亘理の伝統を基に、不要になった着物を手作業でおしゃれにアップサイクルするというモデル。興味を持った方は、WATALISのオンラインショップへ。実家などに眠っている着物(明るい、おめでたい色柄限定)を生地材料として寄付することもできるそうなので、その詳細はこちらでご確認下さい。