「30代後半くらいから女性ホルモンはジェットコースターで下るように一気に下がる」などと言われます。女性ホルモンの分泌をつかさどっているのは「卵巣」です。個人差はありつつも、「30代後半から卵巣の機能は低下していきます」と、今回ご紹介するサロン「BHY表参道店」の尹 生花(イン セイカ)院長先生。

私自身も他人事ではないまさに「今、そこにあるホルモン危機」! これは私もなにか手を打たなくては、とFRaU4月号の「ホルモン・メンテナンス」の記事で紹介しているサロン、クリニックは、すべて体験取材をしてきまし た。ライターさんと交互に施術側と取材側に分かれ、あられもない姿をお互いさらしつつ……そんな体験裏話を交えて、いくつかご紹介していこうと思います。

今日は「BHY表参道店」のメニュー「卵巣ヒーリング」をご紹介します。]

 

BHYの院長、尹先生からは、「まず最初に言っておきますが、東洋医学には“ホルモン”という概念がありません。また、ホルモンは身体のどこかを押したり鍼をしたりしたからといってピュッと出るというものでもありませんよ」とクギを刺されてしまいました。ひょえーー、いきなりの企画の前提からひっくり返し!?

……いえいえ。もう少しだけ医学的なお話にお付き合いください。

東洋医学には「五臓の機能を高め、体質そのものを改善することで、本質的な健康や美の継続をめざす」という考え方があります。対処療法ではなく、カラダ全体のバランスを整えるアプローチです。しかも東洋医学は4000年もの歴史があり、理にかなっていることが実証されているわけです。

「臓器の機能を高め、バランスを整える」これはまさにホルモン・バランスのメンテナンスの神髄。ホルモンは多ければいいというものではありません。分泌をになう臓器の機能を高め、自らバランスをとる機能を正常化させることが大切なんですね。

そして、こちらのオリジナル施術、その名も「卵巣ヒーリング」(60分¥15000初回のみ)。

 

おへそにオリジナルのハーブペーストとお灸(養命灸)を置き、その人の体質にあわせて鍼を打っていくというものです。

私、実際に体験してきましたが、痛みや不快感はとくにありませんでした。むしろ下腹部が温まって気持ちいい~。終わった後はちょっとダルイ感じがしたのですが、しばらくすると急激にお腹が空いてきました。低下していた胃腸の働きが活性化しだしたという感覚です。

施術後の効果は人によって異なるようですが、生理不順やむくみ、冷え症や便秘の解消などが期待できるそう。不妊に悩んで通われる方も多いとのこと。

女性ホルモンは女らしいカラダつきや美しい肌や髪を保つカギにであることはもちろん、感情の動きを穏やかに保つ自律神経のコントロールも担っています。深刻な自覚症状などがなくても「35歳を過ぎたら、定期的に卵巣のメンテナンスに通われることをオススメしますよ」と尹院長先生。

BHY表参道店
東京都港区南青山3-18-20 南青山松本ビル7階
03-6447-0585(電話受付13:00~21:00)

次回は、「キレイになれる心をつくる」サロンをご紹介しますね。