1

定番からトレンド靴まで合わせやすい
夏のソックス、今年は「ロークルー」一択!

0

2015年の秋冬に取り上げて大反響だった「足元問題」。今回は、「夏の足元」について考えてみました。日差しが強まり、いよいよ素足にサンダルで過ごせる季節が到来しましたが、シーンによっては、それがマナーにそぐわないことも……。例えば、お仕事シーンに素足は御法度。また、友人の家におじゃまするときの素足も、大人としてマナーがよいとは言えないでしょう。
そこで、今回は、総力を挙げて集めた50枚以上にも及ぶ最新ソックス&ストッキングをはき比べ! 自信を持っておすすめできるものだけを厳選し、全3回にわたりご紹介します。

第一回目は、ソックス編! この夏は「ロークルー」、つまり足首くらいの短め丈を大プッシュします! というのも、夏にぴったりな涼しげに見えるこの丈は、主流になっているミモレ丈のスカートはもちろん、クロップドパンツにも合わせやすく、そして靴も選ばない、本当に万能な丈なんです。特に使いやすい&おすすめの3色をピックアップして、コーディネート提案とともにご紹介します。
 

Color01. ネイビー

引き締め効果がありつつ、品のよいニュアンスが出るネイビーは、大人の足元にぴったり。ポイントは、ブラック寄りの深い色みを選ぶこと。青みが強いネイビー(いわゆるブルマ色)は、お父さんのソックスに見えてしまうので避けましょう。

 

旬のきれい色だって
上品に受け止めてくれる!


夏になると開放的な気持ちになるせいか、色や柄が楽しくなります。特に今季は、どのブランドでも多彩なカラーパレットが躍り、華やぎもひとしお。こんなふうに大胆なマスタードイエローのボリュームスカートは、上下ネイビーで挟み込み、色のトーンをなじませて。黒だとコントラストがつきすぎて迫力が出てしまいがち。でも、ネイビーの上品な存在感によって、目立つ色も一人歩きせず、しっくり大人な雰囲気にまとまります。オフィスシーンにももってこい!

  •  
  •  

ソックス(ネイビー)¥1200/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館) その他/スタイリスト私物

 その他のおすすめもチェック! 

(左)程よい光沢でシックな印象。はき口を折り返したようなデザインが、さりげないアクセントに。ユナイテッドアローズのオリジナルで、今季大ヒット商品なのだそう。[人物着用と同じ]ソックス(ネイビー)¥ 1200/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館)

(中)光沢糸を使い濃淡で極細リブを表現。縦長効果もあって、すっきりとした印象に。ソックス(コン)¥1000/タビオ(タビオ)

(右)シルキーな光沢や肌触りが特徴。ほんのり肌が透けて大人っぽい。消臭、吸放湿性効果もあり。ソックス(コン)¥900/タビオ(タビオ)

 

Color02. ホワイト

実は、白はいちばん目立つ色。足元のちょっとした隙間に入るだけでも、パッと目がいくのはそのせいです。だからこそ、上手に効かせれば、抜け感のあるあか抜けた足元が完成します。タイツのようなスムースな素材ではなく、リブやガーゼっぽい質感など、ある程度素材にニュアンスがあるタイプを選んで。

 

Vカットパンプスで
トレンド感をプラスし
脱・ほっこり


ともすると、学生さんっぽく見えてしまう白ソックスも、旬のVカットパンプスと合わせることで、ぐっとスタイリッシュなムードに。パンツ丈とソックスの間に、指2本くらい素肌を見せるのがベストバランス。足元ひとつで、白Tシャツ×デニムのスタンダードなカジュアルに個性と女性らしさが加わります。白のとろみ系ブラウスにグレーのクロップドパンツ、そんなきれいめスタイルに合わせてもお似合い。

  •  
  •  

ソックス(オフホワイト)¥500/靴下屋(タビオ) その他/スタイリスト私物

 その他のおすすめもチェック! 

(左)深めのリブがアクセント。クリームがかった白は、浮かず埋もれず、程よい抜け感を演出。かかとがない仕様で、サイズを気にせずはけるのもポイント。[人物着用と同じ]ソックス(オフホワイト)¥ 500/靴下屋(タビオ)

(中)ソフトなモダール糸を使い、なめらかさはピカイチ。吸湿性も抜群。若干肌が透けることで、白が浮き立たずなじみよくはける。ロールしたはき口が今どきの印象を盛り立てます。ソックス(ホワイト)¥900/17℃(Blondoll 新丸の内ビル店)

(右)シャープな極細リブと微光沢でラフになりすぎず、きれいな印象が引き立ちます。くるぶし少し上の丈は、9分丈パンツとも相性よし。吸水性と伸縮性に優れたキュプラ素材も心地いい。ソックス(オフホワイト)¥700/靴下屋(タビオ)

 

Color03. シルバーラメ

この夏、ぜひトライしていただきたいのが、モードに仕上がるラメソックス。「合わせ方がわからない」、「派手すぎない?」など、難易度が高いと思われがちですが、選び方、合わせ方さえマスターすれば簡単です。まずは、落ち着いたグレーベースにシルバーラメが入ったものを選びましょう(ゴールドや七色に光るようなものは避けて)。そして、モノトーンスタイルにアクセサリー感覚で加えるだけ! 遊び心のある足元で、先ゆくおしゃれをリードして。

 

モノトーンに奥行きがでる
ほんのりモードな足元


足元にひんやりとしたシルバーの輝きを加えることで、黒とグレーが重く見えず、夏にも似合うモノトーンスタイルに。短めのロークルー丈なら主張しすぎず、ボックスタイトスカートとのIラインもすっきりと。キラッとしたニュアンスは、どこかドレス感と女らしさを感じさせます。緩急をつけるため、あえてメンズっぽいレースアップシューズを合わせて、ミックススタイルを楽しみましょう。

  •  

ソックス(オフホワイト)¥1000/タビオ その他/スタイリスト私物

 その他のおすすめもチェック! 

(左)ストライプ柄にも見えるリブがワンポイントに。アイスグレー地に微細なシルバーラメをちりばめてクールに。[人物着用と同じ]ソックス(オフホワイト)¥1000/タビオ

(中)イタリアで生産されたソックスは、程よい透け感と柔らかな光り方でツヤっぽい大人の足元に。ソックス(GRIGIO)¥1800/ナンバートゥエンティワン(伊勢丹新宿店)

(右)イタリアのレッグウエアブランド「カルツェドニア」のラメソックス。角度によって変化するシルバーの光りも、肌なじみのよいチャコールグレーで悪目立ち一切なし。ソックス(グレー)¥648/カルツェドニア(カルツェドニア ジャパン)

 

最近のソックスは進化していて、オフィスでもはけるようなきれいな素材感のタイプも続々と登場しています。ストッキングは苦手、夏の暑い日はできる限り涼しげでいたい、そんな方は「ロークルーソックス」にトライしてみてはいかがでしょうか。ボトムスと靴の間に足すだけで、きちんとした印象はもちろん、小気味のよいおしゃれ感が加わりますよ!

次回は、働く女性必見! 進化が止まらない「ヌードストッキング編」をお届けします。5月29日(月)更新予定。お楽しみに!


>>第二回「オフィスやきちんとした場で大活躍『ヌードストッキング』の劇的進化に感動!」(5月29日公開予定)
>>第三回「この夏、黒からシフトして!ニュアンス&細見えがかなう『ネイビーストッキング』」(6月1日公開予定)

※ 本ページ内の価格はすべて税別です。
 

【問い合わせ先】
伊勢丹新宿店 tel. 03-3352-1111[大代表]
カルツェドニア ジャパン tel. 03-6632-0540
タビオ tel. 03-6419-7676
Blondoll 新丸の内ビル店 tel. 03-3287-1230
ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館 tel. 03-3479-8176

撮影/今給黎 香里(人)、小林美菜子(静物)
スタイリング/比嘉千夏 構成・文/榎本洋子