昨年末、アマゾンがコンビニ進出!?とみんなを驚かせた、無人コンビニ ”Amazon Go(アマゾン・ゴー)”。お客さんが商品を棚から手に取ると、電子マネーにチャージされたスマートフォン内の“お財布”から代金が引かれ、また棚に戻すとチャージが解かれる仕組みで、レジがない(=従業員がいない)コンビニのようです。こちらはまだテスト段階のようですが、ニューヨークでも「無人の未来型レストラン」と最近話題になっているファストフード店があります。それはEatsa(イーツァ)という、2015年にサンフランシスコで1号目をオープン、昨年末にマンハッタンに続けて2店舗をオープンした、ベジタリアン向けのキヌアボウルのお店です。

Eatsa(イーツァ)。レッドとホワイトのポップなインテリア

まずオーダーは、店内に整然と並ぶタブレットにクレジットカードを通すと、キヌアや葉もの、トッピングやソースなど、78種類からカスタマイズできるメニューが出てきます。チョイスする時間がない人向けにはレギュラーの固定メニューも8種類ほどあり、それらすべてに気になるカロリーや栄養成分が表示されています。オーダーを終えると、店内奥の大型スクリーンに自分の名前が表示され、そして3分もかからずにオーダーしたキヌアボウルが出来あがります。時間に追われるニューヨーカーたちにとっては、「長蛇の列に並ぶ必要がない!」という点がかなりハイポイントのようです。またアプリとも連携しているので、お店に行かずとも事前オーダーをすればさらに時間の節約ができます。

店内に並ぶ美しいフォルムのタブレット。ここでオーダーをします
オーダーを済ませると、店内スクリーンに自分の名前が表示され
ボウルができあがると、自分の名前がグリーンでカラーアップされます
そしてスクリーン下のガラス張りのボックスからボウルを取り出します

プライスは、固定メニューはすべて6.95ドル(+税)。マンハッタン内にある他のサラダバーに行くと大抵10〜12ドルはかかるので、かなりのお得感です。店内にはオーダー方法のアドバイスをするスタッフが1人いるだけです。また現地の新聞によると、キッチンで野菜を切ったり、盛りつけたりするのもすべてオートメーションで、キッチンスタッフはボタンを押すだけとか。人件費を抑えているからこその、お値ごろ感なのですね。もちろん見た目も味も美味しく、そしてボリューム感も。ちょっと残してしまうくらいです。

オーダーしたHummus & Falafel Bowl
ボリューム感満載。しっかりした味付けでちょっとハマってます

この未来型レストランは、スピード、プライス、テイスト、どの点をとっても他の同業店に負けていませんでした。ITがどんどん進化していく私たちの未来。これまで人間が行ってきた仕事の数十パーセントはIT化され、なくなっていくと言われていますが、まさにその片鱗を感じさせるお店でした。