今回は、食関連をレポートいたします。
ぶどうやワインにさまざまな角度から触れたことで、ディナーへの期待もぐいぐい高まります。「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」のメインダイニング、イタリア料理「OTTO SETTE(オットセッテ)」へ。シェフは1998年から、ここ八ヶ岳で腕を振るっている政井茂さん。八ヶ岳の恵みである旬の野菜をふんだんに使い、美しく意外性のあるひと皿ひと皿に、地元のグラスワインをペアリングしたコースを考案したのも政井さんです。

シェフの政井茂さん ©️リゾナーレ八ヶ岳


 ■野菜とワインのマリアージュコース料理“Vino e Verdura” 

山梨県と長野県の国産ワイン約2000本がストックされた、全長12メートルのワインセラーを有する「OTTO SETTE」。“Vino e Verdura”は11皿(うちデザート2皿)に9種類のワインをマリアージュしたコースです。スタートは、「Natura/自然(八ヶ岳の自然を水・土・森・太陽で表現)」✖「キザン・トラディッショナル・ブリュット2015@機山洋酒」。2皿目はDoni/恵み(35種類の野菜)✖「ラ・フロレット ハナミズキブラン2015@奥野田葡萄酒」。飛んで8皿目はPatate/じゃがいも(カルボナーラソースを入れてトリュフで蓋を)✖「ドメーヌ・ルバイヤート2009@丸藤葡萄酒」などなど。もちろん、ワイナリーを見学したドメーヌ ミエ・イケノのワインも、シャルドネとピノ・ノワールをいただきました。
最初はメニューを見て、こんなにいろいろ飲めないかも……と自信がなかったので少なめに注いでもらったのですが、なんだか美味しくて、気持ちよくて、次々とグラスが空いてしまいまして――。ついには完走というか、逆走までしちゃいました♡ シェフ政井さんの料理の素晴らしさはもちろんなのですが、ソムリエ鈴木忍さんの説明、素人の私にもわかりやすく、ワインをいただく前からワクワクして楽しかったのもその理由かも。

 ■デザートも野菜がテーマでした 

グリーンピースと人参、かんきつ類のジェラートは目にも鮮やかなカラーハーモニーが爽やか。パウダーシュガーをまぶした茶色いのは「Badano/ごぼう」のデザートです。「エサンス・ド・甲州2015@メルシャン」を合わせて。ふわふわと気持ちよく、料理とワインに酔った一夜。もしかして、私ってば本当は飲めちゃうひとなのかも?? 人って幾つになっても進化できるのかも?? と調子に乗りながらおとなしく就寝です。

 ■朝食はビュッフェ&グリルレストラン@YYgrillへ 

さて、ぐっすり眠った翌朝は、ビュッフェで朝食を。和食からアメリカンブレックファーストまで、内容充実の「YYgrill(ワイワイグリル)」、好評のワイン樽をモチーフにしたサーバーの横では、リンゴと小松菜のグリーンスムージーをサービング中。3世代の家族旅行から、若いカップルまでさまざまですが、みなさん、八ヶ岳効果なのかすっきり&HAPPYな笑顔ばかり♡ キッズメニューも充実しているみたいですよ。

 ■シェフ政井さんとこまち農園へ 

 

「OTTO SETTE(オットセッテ)」で使う野菜は、何軒かの厳選した地元の農園から仕入れています。定期的に農園に通っているシェフ政井さんと一緒に、こまち農園を訪問。オーナーの八木さんは、59歳の時に仕事を辞めて神奈川から八ヶ岳に移住。いちから農業を勉強し、有機栽培で安全でおいしい野菜を育てているあったかい女性です。虫や卵を手で取り除く作業は気が遠くなるほど大変ですが、子育てのように手をかける、手間を惜しまないことが大切なのだそう。ぱっとちぎって味見させてくれたルッコラ、美味しかったです♥ 昨晩いただいたカラフルなお皿に、大根の一種“もみじスティック”をはじめ、こちらの野菜が何種類も使われていました。

ここまでで3スクロールぐらいかしら。
やっぱり入りきらないのですみません、今度こそ最後、ビューティ&アクティビティ編のPART4に続きます!

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町129-1