2017.8.29

秋へ!  おとなの身支度

わたしの赤小物。上は15年くらい前に購入した紅殻(べんがら)色の革製のバングル。暗い赤が秋を運んできます。右は還暦のお祝いに友人が編んでくれたもの。クリアな赤に元気をもらいます。左はアーティストの沖潤子さんが制作される錫のクロス。ひとつひとつ、錫を手で叩いて作られ、赤い糸が巻かれています。錫は古代、水の浄化に使われ、キリストの聖杯だったとも言われているそう。お守りのペンダントです。


赤の小物でエネルギーチャージ

今年の夏は本当に厳しかったですね。

梅雨が逆転したような寒暖の差が続き、身体のバランスが崩れて、きつい思いをされた方も多かったのではないでしょうか。

季節の変わり目は、ゆっくりそのコーナーを曲がる時ですが、今年はことのほか、秋への備えが大切に感じます。

心身ともにパワーが落ちたとき、赤が効きます。

野菜や果物でも、服や小物でも、生命力の色である赤の力を取り込むのです。

特に今年はこっくりした赤がファッションでも流行の兆し。小さなものでも、タンスの奥にしまってあったら思い出して身につけてみましょう。

上記の写真のようなアクセサリーのほかに、ストールや、籠にかぶせる布、スエードの赤いパンプス、ペン、それからペディキュアも。

足先につける色も冷えに関係するので、赤の爪にすると元気が出てきます。

部屋に赤い花を飾ったり、赤のマグカップでベリーのお茶を飲むのも良さそうですね。


まだ使う毎日の道具を秋色に

一足早く秋を呼び込むといっても、タオルや扇子などは、まだしばらく出番が続きます。

そんな必需品を秋色のものにすると、エレガント。

バッグの中から取り出すときに、夏の疲れを引きずらないよう、道具の貌も衣替えします。

京都の老舗扇店とアーツ&サイエンスがコラボレートしたケース付きの扇子。
LTshopが扱うシックなリトアニアの手織り麻のタオル。ひんやり冷たいテクスチャーがとにかく肌に心地よく、ループになった目のつんだ織地は、べったりと不快な汗を拭いてもべたつかない。今までに経験したことのなかった爽快感と丈夫さで夏の間、毎日バッグの中で大活躍。作り手は森の中で暮らすアーティストのシルヴィアさん。来年は大きいサイズも購入し、ブランケットとして使うつもりです。


怠けきったウエストに喝!

長く続いたカジュアルブームで、かなり怠けていたわがウエスト。

身体のラインを拾わない優秀な服にいつも助けられてきたけれど、この秋冬は、むしろウエスト見せ、ライン見せが主流に。

さあ、困った、と急なダイエットをしても効果はすぐには見込めるはずもなく・・・。

そこで考えたのが、サッシュベルトで帯のように締め上げつつ、ベルトの太さによる目の錯覚を利用する方法。

太ウエストには太ベルトのバランスがよし。ハイウエスト気味に締めることで、下半身を長く見せることもでき、かつ今年っぽいクラシックな印象もだせそうです。

20年くらい前に購入したサッシュベルトは、黒いコットン地に小さな金属の飾りがびっしりついたパンクと言おうか王子と言おうか、なデザイン。まずはワンピースのウエストをこれで締め上げる予定。


冷え切った夏のカラダを温める

さて、夏のカラダはそれ以外の四季より冷え切っている、というのがわたしの実感です。

でも今年は、初夏に出会ったスリランカのスパイスティー「サマハン」のおかげで、ずいぶん冷えが軽減しました。

以前、ミモレの大森さんも書いていらした通り、わたしも朝起きたら飲み、夜眠る直前に飲み、クーラーに当たりすぎたら飲む、と1日中思いついた時に飲んでいます。

お湯と豆乳を半々にして溶かし、マシュマロを浮かせ、シナモンを振り掛けて…そんな飲み方も美味しい。

特に眠る前はハートチャクラが開き、身体の中からポカポカして熟睡できます。

秋へ向かう身体づくりの第一弾は、まず温め。スパイスが苦手ではなかったら、ぜひ試してみてください。

スパイスティーといっても茶葉はなく、14種類のスパイスの顆粒がそれぞれの働きをするサマハンは、スリランカ、インド、バリ辺りではどこでも売っているごくポピュラーなお茶。冷たくしても温かくしても美味しい。それに加えて、アーユルヴェーダでは殺菌効果が強い健康食品のひとつとされる生蜂蜜もお勧めです。生蜂蜜とは加熱処理をしていない蜂蜜のことで、さらりとした口当たりが美味しく、元気が出ます。ただし、アーユルヴェーダでは蜂蜜は加熱しないで摂るのが原則のため、サマハンに入れるときは常温のものに溶きます。サマハンは通販などで購入、手に入りにくい生蜂蜜はマハリシアーユルヴェーダ公式ショップでわたしは買っています。


新しいカードや便箋を揃えて気持ちも秋へ

そして、季節の変わり目にわたしが好きな身支度のひとつが、カードや便箋を新しいもので揃えることです。

特に今年のような殺人的猛暑が続くと気持ちも荒んで、手紙を書く気分にもなれません。

そのぶん、秋には姿勢を正し、ちょっとしたお礼の言葉もメールではなく、カードや葉書、便箋など紙にしたためたい。

そのためにあえて好きなお店に買いに行く。そんなことも、次の季節に向かって楽しく気分を切り替える準備になりそうです。

京都の「かみ添」、嘉戸浩さんの作るカードは、季節ごとに買いに行きます。嘉戸さんは、京都とサンフランシスコでデザインを学び、ニューヨークで修業し、帰国後、唐紙の老舗工房に入社、2009年より独立されて、西陣の町屋にシックなショップ兼工房を開かれました。手彫りの版木を用いる型押しという古典印刷技法による手刷りで、唐紙から便箋、カードまでを手掛けています。建築家やアーティストとのコラボレーション、シャネルやマルニなど海外のハイブランドへのデザインワーク、そして工房の自主企画イベントと、精力的な活動を続けていられます。写真のカードセットは、クラヴィコードという古典楽器の音をテーマにした文様で、息を呑むほど美しい世界が静かに広がっています。

 

【編集部からのお知らせ】
光野桃さんの年に一度の朗読ライブが9月に開催されます!

編集部の川良です。いつも『美の眼、日々の眼』をご愛読頂き、またたくさんコメントをお寄せ頂きまして、ありがとうございます。今日は皆さんに嬉しいお知らせがあります!

光野桃さんが2008年から2016年まで続けてきたイベント「桃の庭」。そこから引き継いだ朗読ライブが来る9月に開催されることになりました。今年は、ギタリストの諏訪光風さんのソロライブで朗読のために描きおろしたエッセイ「女神たち」を読まれるそうです。

光野さんにお会いしたい方、直接お話しになりたい方にはまたとないチャンス!ぜひふるってご応募ください。

光野さんのコメント>>
「眼で読む文は頭に入り、耳で聴く文は心に入る、と言われています。人間の声に最も近い周波数のギターの音色と、静かな朗読に、夏の疲れを癒していただけたら、と思っています。

いつものイベントの大きな会場とは違い、ライブハウスではお客様と近くでお話しできるのが楽しみです。トークもたっぷり。ぜひいらしてくださいね」

諏訪光風ギターソロライブ~旅の記憶
★日時 9月24日(日) 13時開場 13時30分開演
★会場 カフェ エクレルシ
小田急線祖師ヶ谷大蔵駅下車徒歩2分
★料金 3500円(ワンドリンクオーダー)
★お申し込み、お問い合わせ koufuuyoyaku@yahoo.co.jp