GUSTAVO DUDAMELのLA PHILを聞きに。
生きている間にしたかったことの1つ

私が、GUSTAVO DUDAMEL(グスターボ ドゥダメル)のことを知ったのは、ベネズエラ出身の夫からでした。まだ年若いコンダクターで、オーケストラをもっともっと身近で楽しいものにしてくれた人。本当に厳しい状況にあるベネズエラの子供たち、それも貧困層の子供たちを、犯罪から救う音楽教育として’70年代に立ち上がった「エリ・システマ」にも長年携わっています。カーリーヘアのキュートなルックスで、あるときはロックに、パワフルに指揮棒を振る姿を、もしかしたらご覧になったこともあるかもしれません。

たびたび、YOU TUBEで見る(聞く)彼のコンサートに興奮し、いつかいつか、彼がコンダクターを務めるコンサートに行きたい、と願っていました。大げさではなく、生きている間にしたかったことの1つ。

来日の際もご縁がなく、どこかまで行かないとだめだなあ、と思っていたら。今朝ふと。「私、彼がいるLAにいるじゃん!」と。公式HPではチケットが売り切れていたので、オンラインのチケットサービス、stub hubを利用。数枚ありました。会員登録に手間取ってしまい、小一時間経過。やっと買えたと思ったら、SOLD OUT。はい。最後の2枚買えました♡ 会場は滞在するホテルの近くの、ウォルト ディズニー コンサート ホール。ありがとう。ディズニー。リサーチ先からぎりぎりでホテルに戻って、ご飯も食べず20時のコンサートにギリギリIN。なんと席は前から2列目!

3時間ほどのコンサートは、メキシコのニューポップシンガー、ナタリア・ラフォルカデさんをゲストに進み、LA中のメキシコ人が集まったのでは?というほどの、ラテンな雰囲気でした。27歳の時に会社を辞めて南米を目指し、初めに入った国がメキシコ。1人旅も含め、もう6回ほど訪れています。もし前世というものがあるなら、きっとメキシコ人だったのでは、と思うほど思い入れのある国なので、スペイン語はわからずとも、なんだか気持ちがぐっともっていかれたコンサートでした。

欲を言えば、グスターボの指揮する姿をもう少し見たかったのですが、また来よう。次は夫と来よう。

様々なタイミングが重なって行かれた今回のコンサート。素晴らしいな音楽って。音楽を真ん中に、もっとみんな仲良くなれば良いのに。なんて思った日でもありました。

大草 直子

  • フューチャリスティックな外観のホール。メイクを直す時間もなかったので、シルクのブラウスに着替え、レザーのライダースをつかんで出てきました。
  • グスターボの写真が、こんなに大きく(笑)。2列目、まつげまで見えるほどの距離で見た彼は、意外と小柄。指揮棒を振ると大きく見えるんだね。
 
CREDIT :

ブラウス/ザ フレーム
レザーブルゾン/アッパーハイツ
デニム/アズール バイ マウジー