先日、ミモレ3周年感謝の会がありました。この日は朝から撮影~取材~セミナー、そしてパーティへという外出の多い一日だったため、日中はシャツとニットであたたかく。

髪が短くて本当に男の子みたい、、、(汗)。プレッピースクールに通うぼっちゃん風スタイルです。

夜はニットを脱いでチョッキと燕尾服に着替えました。

パーティの受付担当だったこともあり、ドアボーイ風に。ジャケットは防寒としても◎
後ろのスリットが開くと繊細なプリーツが出てくる本格的な仕立て。サスペンダーをして、シルクハットもかぶりたい気分でした。

このとてもコンパクトな燕尾服は、10年以上前にN.Y.の「オープニングセレモニー」で購入した「boy.」のもの。

大人になって初めて訪れたN.Y.の洗練された風にアタりまくり(笑)、オープニングセレモニーのおしゃれカオス度に圧倒されて、「なにがなんでも尖がったおしゃれアイテムがなんか買いたい!!」と鼻息荒く。羽織った瞬間に一目惚れしてしまったのがこの燕尾服でした。
一緒に旅をしていた女の先輩が「そんな服、いつどこで着るの? やめときなよ(笑)」と止めたのを振り切って購入。当時すごく高くて(カードの限度額もまだ最低だったため)その後の旅中、先輩に立て替えてもらったりしていた記憶……。

先輩の指摘は正しく、いつまでもどこまでも着る機会がなかったのですが、やっと日の目をみるときが!!

シャツの襟を少し立てて、パールのネックレスとピアスを。チョッキはSINMEです。

ずっと着てないし、この先も着ないかもしれないけど、どうしても捨てられないものってありますよね。

実は、このとき一緒にN.Y.を旅した先輩は、若くしてガンで亡くなってしまいました。いまだ心の整理がつかないくらい信じられず、フワフワした気持ちでいます。

久々にジャケットに袖を通したら、N.Y.での情景が蘇ってきました。
この日、このジャケットを着て、ミモレで今お世話になっているたくさんの方にご挨拶をすることができて「ほら、私、ちゃんと着られましたから。先輩のおかげでちゃんとやってます」と、彼女にやっと報告できた気がしました。

CREDIT :
ニット/ビューティフルピープル
シャツ/マーガレットハウエル(この日と同じ
パンツ/イザベルマラン(この日と同じ
ジレ/SINME(この日と同じ
ジャケット/boy.
靴/チャーチ(この日と同じ
ネックレス/義母に頂いたもの

 

川端 里恵

ミモレでは主に美容とシステムを担当。身長151㎝。ストリートカジュアル育ちのため、ボーイッシュとプレッピーが大好き♡ですが、本当に学生に間違えられることも……。大人の素敵な女性を目指して日々これ精進なりです。

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