4月も目前。

3月の終わりというのに初夏のような暖かさに包まれて行動範囲も自然と広がります。散歩がとても気持ち良い季節ですね。

東京は25度超えの暑さ。すでに葉桜になりかけていますが、ピンクと新緑の交わる感じも好きです。

 

久しぶりの展示会巡り。目黒川の桜を横目に中目黒での打ち合わせを終え、「MALION Vintage(マリオン ヴィンテージ)」の秋冬コレクションを拝見に。元Cherで活躍していたお二人が立ち上げたヴィンテージのリメイクをメインにコレクションを展開。

MALION Vintage デザイナー(左)粕谷栄莉子さんと(右)清水亜樹さんのおふたり。Cherの時代からフォトジェニックな可愛さと独自のスタイリングはカリスマ性も高く、根強いファンが。人気でなかなか手に入らないことも多いようですが、ポップアップなどの情報はインスタグラムFacebookなどで随時公開。

前回の秋冬でもご紹介したビッグシルエットのジャケットは、異素材のツイードを重ね、ヴィンテージ素材ながらの1点ものが完成。どれ一つとってもオリジナルなのが魅力です。

ヴィンテージブームも後押しして、メディアやショップからも注目の的。1周年目にしてショーを行い、注目度も増してきました。

 
2018春夏コレクションより。デニムとレースを主にロマンチックな世界が広がります。

 

人気にあやかると一過性のブランドに陥りがちですが、MALION Vintageの顧客は年齢も関係なく根強いファンが多いのも特徴。一度好きになると一つずつ買い集めるようなアディクト性をこのブランドには感じます。

その理由には、1点ものという無二の存在感。そしてものづくりへの追求心とヴィンテージ愛。アメリカやヨーロッパまでヴィンテージをくまなく探し、そして熟練したテーラードの縫製工場を探したり、小物一つに至るまでかま口作って何十年という唯一の職人さんに依頼したり、手間をかけることに糸目をつけない心意気が商品の付加価値を上げています。

秋冬の展示会で即売していた今シーズンのコレクションを即買い。レースを重ね合わせて作った付け襟は、シンプルなTシャツやコート、JKの上からもさりげなくかけるだけでも表情が変わる。紐が付いているのでベルトとして使うことも。
こちらは100%ヴィンテージのトップス。状態が良いものや、デザイン性が可愛いものはそのままヴィンテージでも展開しています。アフリカン柄と袖のボリュームがとても可愛い1枚。ヴィンテージ一枚でも何をチョイスするのか・・・バイイングとセンスの見せどころ。

時が止められたままの古着が新しい命を宿す・・・何十年前に作った生地がこうやってまた日の目を見ることをその時の作り手は考えすらしなかったことかもしれません。そう思うと、なんだかロマンチック。いろんな人のストーリーがMAILON Vintageの洋服にいっぱい詰め込まれています。