鎌倉は冬もまた美味しい…
鎌倉には、季節ごとに食べたくなる味があり、それを甘糟さんは「味覚カレンダー」として、著書『鎌倉の家』で紹介しています。その『鎌倉の家』から、前回の<春夏編>に続き、今回は<秋冬編>の美味しい店をご紹介しましょう。
10月
「ハウス オブ フレーバーズ」のマロン・シャンテリー
10月
「イチリン ハナレ」の白子麻婆
11月
「田茂戸」のひれ酒と料理
1月
亀の翁
2月
「鎌倉山田屋」の天青
「おいしいもののカレンダーをつけていると、一年があっという間だ。東京に部屋を借りていた頃は、新しいことや変わったことばかりに気を奪われていた。鎌倉の家に戻ってきて、毎年同じことをするのが心地よくなった」(『鎌倉の家』より。)
鎌倉には、ゆったりと数百年の時の流れに思いを馳せたり、繰り返される季節の味をじっくりと楽しむ豊かさが、当たり前のように根づいています。鎌倉に惹かれる人が多いのはそんなこともあってのこと。この秋は『鎌倉の家』を読んで、そこに暮らしているかのように鎌倉の街を散策してみるのはいかがでしょうか。
代官山 蔦屋書店で『鎌倉の家』刊行を記念して著者・甘糟りり子さんのトークイベント&サイン会が開催されます。書籍執筆の際の裏話、鎌倉での現在の暮らし、オススメのお店などのお話のほか、参加者の皆さまからの質問コーナーも。トーク後は写真撮影、サインも可能、なんと甘糟さんがご用意した鎌倉のお土産がもらえる特典つきとのこと! ぜひふるってご参加下さい。
イベントの詳細・ご予約はこちら>>
『鎌倉の家』
甘糟りり子 著 ¥1600(税別)河出書房新社刊
高い天井には太い梁、客間には囲炉裏、庭に咲き誇る四季の花々―風情ある日本家屋で育った著者が、鎌倉の魅力を鮮やかに描き出すエッセイ。戦前に建った風情溢れる日本家屋、家族の思い出の味、山菜料理でのおもてなしと器のほか、鎌倉暮らしに欠せない味、店も多数紹介されています。
構成・文/川良咲子
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