私たちのからだは、毎日自分が選んで食べたものでできています。わかっているようで忘れてしまいがちですが、ランチもおやつも、自分で選んで食べたものがいまの自分を作っているのです。からだにいいものを食べていくこと、そして食べ過ぎないこと、食べた分を消費し排泄していくことが、からだを健康に整えるコツですよね。そしてそれはこころにも作用してきます。健康でエネルギーの高い食べ物を食べていたら、芯から元気になっていく。添加物やからだに悪いものを食べ続けると、調子が悪くなります。私は以前しっかりとマクロビオティックを勉強したおかげで、何をいつどう食べるかがいいのか、自分のからだの声を聞けるようになり、食べ物で自分の体調を整えられるようになってきました。
元気で健康な野菜からエネルギーをもらう
野菜のみずみずしいエネルギーは、からだをゆるめながら、生きた酵素を運んでくれます。野菜はできるだけ元気のいい有機のものを選びたいものです。地産地消と言って本来は自分が生活している地場でとれた野菜がからだにいいと言われています。オーガニックのものではなくても、地元の路地野菜など、作り手が見えるものもいいですよね。私もよく地元で営んでいる直売所で買い物をしています。朝採りの野菜のみずみずしさ、そのエネルギーをいただけるのはなんとも贅沢。農薬や成長を促すための肥料を使って、効率的に育てられた野菜と、しっかりと土から栄養を摂り自分の力で育った野菜では、味わいも栄養価も違います。できるなら野菜本来の味のするものを、シンプルに食べるのが理想です。
添加物をできるだけ少なくする
新鮮な野菜など、いいものが手に入っているのに、使っているオイルが酸化していたり、いろんな添加物が入った調味料を使っていたら、素材本来の良さが台無しになってしまいます。できるだけ調味料は化学調味料などの添加物が入っていないものがおすすめです。特に塩、醤油、みりん、酒、味噌など基本となるものは本物を使いたい。塩は天然の海塩ならミネラルを摂ることができます。醤油は本醸造と書かれた大豆をしっかり寝かせて発酵させたものを。基本の原料は大豆・小麦・塩です。大豆のたんぱく質が麹によりアミノ酸に分解され、旨味になります。小麦のでんぷんが甘味や香りのもとになるブドウ糖に分解されます。ゆっくり時間をかけて醸造させる最中は食塩が雑菌から守ってくれます。本来なら大豆を小麦、塩を発酵させて作るのが醤油。発酵しているので保存も効く便利な健康食品です。しかし普通のスーパーで売っているものの多くは、大豆にうまみ成分のアミノ酸や保存料を加えて短時間で作られている醤油風調味料がほとんどです。天然の発酵調味料は胃腸の機能を整え、美肌にもつながりますし、少ない量でも味わい深く美味しいのが嬉しいところ。栄養価も高いので、しっかり自分の目で「本醸造」と書かれた本物を選ぶようにしてください。味噌もみりんも同じく。最近では自然食品店以外の普通のスーパーでもたくさんの種類が取り扱われています。裏の表示を見て、余計な添加物が入っていないものをチェックする習慣をつけるといいと思います。どうせ同じものを選ぶなら、できるだけからだに必要のないものは摂らずからだにいいものを。少し目線を気をつけるだけでも、肌やからだに、大きな変化をもたらします。
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