今後行きたいところはギリシャ、サントリーニ島


ひろ美さん エーゲ海の海の青をもう一度、母と見たいなって思ってるんです。

照子さん それこそ何十年も前にね、ひろ美を連れて旅行をしたんです。夏休みや代休を合わせて25日間お休みをとって、ヨーロッパを周遊したのね。当時はお金もかかりましたから、子供なんて連れて行くのはもったいないと周りに言われたりもしたんですが、預けるところもなかったし一緒に行ったの。でもそうしたら、彼女がその後大きくなって世界史が好きになったっていうのね。

ひろ美さん 高1の世界史の授業がギリシャから始まったんです。その当時、ギリシャやエーゲ海なんて先生も行ったことなかったと思うんですけど、実際に行って経験していたから、みんなの前で発表したりして。小さかったので覚えてないこともあるし、船酔いしたり、辛い思い出もあったけど、それ以上に感動していたんだと思うんです。旅って心の栄養ですよね。全然違う文化や食べ物にふれられるし、それが自分の国の興味にもなる。日本の良さも改めてわかるでしょう。若いときに海外に行った経験は貴重だなって思いますね。

照子さん 面白いわよね。小さい時は親が刺激を与えて、大きく成長した子が今度は親を引っ張るようになる。

ひろ美さん 夏休みは友達と遊びたいのに、キャンプにいれられたりしていやだった。自転車が欲しかったのに、海外に行くからって全部却下されて、不満に思ったりもしていたんです。でも行ったら外国が好きになって、今では逆に母を引っ張り出してるんだから、やっぱり母には感謝しています。

編集部 お二人の話を聞いてると、母と旅に行きたくなります。

照子さん 私たちの話に刺激されて、親子で行くようになったという人もたくさんいるのよ。行ってみたら、お母さんがすごく楽しかったっていって、英語の勉強をするっていいだしたりね。

ひろ美さん あとは現代ならではですが、子供がITも駆使できるといいですね。便利なアプリがたくさんありますから。タクシーのかわりにUberを使ったり。そういうことができると、時間が有効に使えて、イライラしないから喧嘩も起こらなくて(笑)。

照子さん googleマップがあれば、今の若い人たちは知らない土地でも迷いませんからね。私の学校の研修旅行でもそれをみていて感心します。

ひろ美さん そこはやはり娘の役目ですね。オススメのアプリをいくつか調べて入れておいて、あとはスマホの電池がなくならないように、大きなバッテリーを用意して。それさえあれば親子旅が、もっとスムーズに仲良く(笑)できると思います。


小林照子さん、ひろ美さんの最新の親子旅、行き先は韓国! 

 

次回はその様子をレポートします。

撮影/秋田大輔
構成/ミモレ編集部
 
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