鍋料理は食材や調味料を変えるだけで、いろいろなバリエーションを楽しむことができるのも魅力のひとつ。今回は『毎日食べても飽きない定番鍋 アイデア鍋 異国鍋』(著者:中島 武)からアイデア鍋を紹介します。

最後は煮汁がとろとろ!ボリューム満点「芋山くずし鍋」

 

この鍋は、里芋の入った白みその汁をヒントに作りました。芋山はそのまますくっていただきますが、山がくずれると、煮汁がポタージュのようになり、また違ったおいしさが楽しめます。

 材料(2人分)

・豚ばら薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……200g

芋山
・里芋……80g
・じゃが芋……160g
・さつま芋……160g

・白菜……1枚

煮汁
・だし汁……カップ5

A
・西京みそ……100g
・しょうゆ……大さじ6
・塩……少々
*だし汁は昆布と削り節でとったものを使っています。

 作り方 

[下ごしらえ]
1. 里芋、じゃが芋、さつま芋は皮つきのまままとめて蒸す。

2. ①が蒸し上がったら、里芋、じゃが芋は皮をむき、さつま芋は皮を残したまま、それぞれマッシュする。すべてボウルに入れ、混ぜ合わせる。

3. 下ごしらえ用の鍋に煮汁のだし汁を入れて、火にかけ、Aを加える。

4. 鍋の中央に白菜を敷いて②をのせ、山形に整える。

[卓上コンロで]
5.④に③の煮汁を静かに注ぎ入れ、火にかける。一煮立ちしたら豚肉を入れ、しゃぶしゃぶにしていただく。芋山は形がくずれる前にすくって器に取り分け、豚肉と一緒にいただく。

芋山は形がくずれないうちに取り分ける。

鍋はどんな材料を入れてもそれなりにおいしくできるのがいいところ。失敗を恐れずに、色々組み合わせを試してみると、思いがけない味に出会えるかもしれません。


中島 武(なかじま たけし)
際コーポレーション株式会社 代表取締役 1948年1月27日、福岡県生まれ。1970年、拓殖大学卒業。 1990年、際コーポレーション株式会社設立。中国料理店で独創的かつ力強いスタイルの店造りを確立し、その後、イタリアン、アメリカン、和食など幅広いジャンルで展開。鍋料理の専門店としては「ゆるり屋」(渋谷・京都)、「玉乃葉ぐーや」(西麻布)などがある。 著書には『紅虎流自慢料理67 男子厨房で遊ぶべし』『ハングリー 日本を明るくするバカ力』(以上、講談社)、『繁盛道場 愛されるお店をつくる二十二の法則』(日本経済新聞出版社)、『そのお店、いまなら再生できます』「簡単につくれる おいしい麺と餃子」(以上、柴田書店)がある。

ゆるり屋 渋谷道玄坂店
【住所】〒150-0044 東京都渋谷区円山町5-18 道玄坂スクエアビル2F
【アクセス】渋谷駅より徒歩5分
【電話】03-6415-1596
【営業時間】
月~金 11:30~14:30、18:00~23:00
土・祝 17:00~23:00
定休日 日曜日

 

『毎日食べても飽きない 定番鍋 アイデア鍋 異国鍋』

著者  中島 武 講談社 1300円(税別)

鍋料理がもっとおいしく、楽しくなる! 簡単でおいしい! あっと驚く具材の組み合わせ! 見た目のサプライズ! すぐまねできるアイデア満載!
【Part1】日替わりつけだれ30種
【Part2】定番鍋と変わり鍋
いつもの「豚しゃぶ」が「ウーロン茶しゃぶしゃぶ」に、「梅しゃぶしゃぶ」に……
【Part3】組み合わせ上手なアイデア鍋
「あっさり鍋」「ボリューム鍋」「元気鍋」……
【Part4】世界を旅する気分で作る異国鍋
「王さんの大きな肉だんご鍋」「ボブさんのウエスタン鍋」「ハイジのミルク鍋」……

『毎日食べても飽きない 定番鍋 アイデア鍋 異国鍋』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
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写真/青砥茂樹(講談社)
構成/生活文化編集チーム

 

出典元:https://kurashinohon.jp/905.html

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