朝漬けておいて、夜帰ったら仕上げるだけ。著書『ほっとくだけで味が決まる 漬けたらおいしい!』から、料理家の堤人美さんに「鶏肉のレンジ照り焼き」のレシピをご紹介いただきます。
鶏肉は皮を下にして、ラップをかけずに電子レンジで加熱すると、なんと照り焼き風に!
 

皮目を下にレンジで10分。まるで焼いたような仕上がりに


しょうゆと同量のはちみつ、そしてお酒に長ねぎ、しょうがを入れて漬けます。鶏肉は味がしみやすいようにフォークで穴をあけます。袋に入れたら片栗粉を溶かすようによく揉みます。切って粉をまぶし、から揚げにしてもおいしいレシピです。
半日から1日漬けたら、レンジで加熱。皮目を下にすると焼いたような仕上がりに。途中で汁けを切って再びレンジにかけると、より照り焼きっぽくなります。
 

●動画で作り方が見られます!

<鶏肉を漬ける>

 

 材料(2~3人分)

鶏もも肉……大2枚(約500g)

A
しょうゆ、はちみつ……各大さじ2
酒……大さじ1
片栗粉……小さじ1/2
長ねぎの青い部分(たたいてつぶす)……1本分
しょうが(皮つき薄切り)……2枚

 作り方 

1.鶏肉は皮目全体にフォークを刺し、穴をあける。
  Point! 味がよくしみ込む!
2.ポリ袋に1、Aを入れてよくもみ込み、空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で半日~1日漬け込む。
 

 

<漬けておいた鶏肉を焼く>

 

 材料(2人分)

鶏肉のはちみつしょうゆ漬け……全量
きゅうり……2本
塩……少々

 作り方 

1.耐熱皿に鶏肉を皮目を下にして汁ごと入れ、長ねぎをのせ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で10分加熱する。
  Point!皮目を下にすると照り焼き風に仕上がります。
2.長ねぎを除いて汁けをきり、さらに電子レンジ(600W)で5分加熱する。
3.きゅうりは縞目に皮をむき、塩をまぶして板ずりする。めん棒などでたたき、ひびを入れて4~5cm長さに切る。
4.食べやすい大きさに切り、器に盛り、3を添えれば出来上がり!

堤 人美

京都府出身。出版社を退社後、友人の食堂を手伝った際に「おいしい」と言われる喜びを知り、“料理を仕事にしよう”と目指すことに。その後、料理家のアシスタントを経て独立。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材を使いながら、素材の切り方、盛りつけなどにも工夫を凝らし、センスのよいレシピは幅広い世代に人気がある。近著に「ラクチンおいしい! こだわり麺」(講談社)、「チョップ&トスサラダ」(新星出版)、「自分に、大切な人に 作ってあげたくなるごはん」(主婦の友社)、「お留守番ごはん」(オレンジページ)など。

 

『ほっとくだけで味が決まる 漬けたら、すぐおいしい!』

著者 堤 人美 講談社 1200円(税別)

ほったらかしておけばおいしく仕上がるレシピ
食材と手間はできるだけ少なく、ほったらかしておけばおいしく仕上がるレシピで大人気の堤先生。 この「漬けるレシピ」は朝に仕込んで焼くだけで、夜に味がしっかりしみた主役のおかずをすぐ楽しめます。 ベースに食材を漬けて焼く、焼いたり揚げたりしてベースに漬けるだけで、いつもの食材が驚くほど大変身。 忙しくて手間をかけられない、でも料理を楽しみたい人にオススメです!

『ほっとくだけで味がきまる 漬けたら、すぐおいしい』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

写真/鈴木泰介
構成/生活文化編集チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/101.html

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・第3回「週末作り置きに!鶏もも肉のオイスターソース漬けのレシピ」は3月20日公開予定です。
・第4回「野菜たっぷり、漬けて焼くだけガパオ風炒め」は3月22日公開予定です。