“漬ける”調理法はほっとくだけで味がしみておいしくなるので、忙しい人にぴったり。著書『ほっとくだけで味が決まる 漬けたらおいしい!』から、料理家の堤人美さんに「鶏もも肉のオイスター照り焼き」と「かぼちゃと鶏肉の辛み炒め」の2品をご紹介いただきました。
 

焼いても揚げても、漬けておけばアレンジ自在!


「鶏もも肉のオイスターソース漬け」はまとめて作っておけば、ふた晩分のおかずにアレンジが可能。切って粉をまぶし、から揚げにしてもおいしいレシピです。

●動画で作り方が見られます!

<鶏肉を漬ける>

 

 材料(2~3人分)

鶏もも肉……大2枚(約500g)
塩、こしょう……各適量

A
オイスターソース、酒……各大さじ2
はちみつ……大さじ1/2
しょうゆ……小さじ1
にんにく、しょうが(すりおろす)……各1かけ

 作り方 

1.鶏肉は皮目全体にフォークで穴をあけ、肉側に切込みを入れて塩、こしょうをふる。
2.ポリ袋に1を入れ、Aを加えてよくもみ込み、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫で半日~3日漬ける。

 

食べ方1:鶏もも肉のオイスター照り焼き

 

 材料(2人分)

鶏もも肉のオイスターソース漬け……1枚
長ねぎ(白い部分、青い部分)……各5cm
ごま油……小さじ2

 作り方 

1.鶏肉は汁けを軽く切り、半分に切る。長ねぎは細切りにする。
2.フライパンにごま油を熱し、1の鶏肉の皮目を下にして、弱めの中火で両面を4分ずつ焼く。ふたをして、さらに弱火で3分ほど蒸し焼きにする。
3.器に盛って、1の長ねぎを添えれば出来上がり!

 

食べ方2:かぼちゃと鶏肉の辛み炒め

 

 材料(2人分)

鶏もも肉のオイスターソース漬け……1枚
かぼちゃ……150g
豆板醤……小さじ1/3
漬け汁……大さじ1
ごま油……大さじ1

 作り方 

1.鶏肉は軽く汁けを切り、1cm幅に切る。
2.かぼちゃは7mm幅のくし形に切り、耐熱皿に並べ、水少々(分量外)をかける。ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で2分30秒加熱する。
3.フライパンにごま油、豆板醤を入れて弱火で炒め、香りが立ったら中火にする。1を皮目を下にして並べ、両面を2分ずつ焼く。2を加えてさっと炒め、汁けを回しかけながら1分ほど炒めれば出来上がり!

堤 人美

京都府出身。出版社を退社後、友人の食堂を手伝った際に「おいしい」と言われる喜びを知り、“料理を仕事にしよう”と目指すことに。その後、料理家のアシスタントを経て独立。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材を使いながら、素材の切り方、盛りつけなどにも工夫を凝らし、センスのよいレシピは幅広い世代に人気がある。近著に「ラクチンおいしい! こだわり麺」(講談社)、「チョップ&トスサラダ」(新星出版)、「自分に、大切な人に 作ってあげたくなるごはん」(主婦の友社)、「お留守番ごはん」(オレンジページ)など。

 

『ほっとくだけで味が決まる 漬けたら、すぐおいしい!』

著者 堤 人美 講談社 1200円(税別)

ほったらかしておけばおいしく仕上がるレシピ
食材と手間はできるだけ少なく、ほったらかしておけばおいしく仕上がるレシピで大人気の堤先生。 この「漬けるレシピ」は朝に仕込んで焼くだけで、夜に味がしっかりしみた主役のおかずをすぐ楽しめます。 ベースに食材を漬けて焼く、焼いたり揚げたりしてベースに漬けるだけで、いつもの食材が驚くほど大変身。 忙しくて手間をかけられない、でも料理を楽しみたい人にオススメです!

『ほっとくだけで味がきまる 漬けたら、すぐおいしい』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

写真/鈴木泰介
構成/生活文化編集チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/99.html

・第1回「漬けて焼くだけ、豚肉のローズマリー焼き」はこちら>>
・第2回「火を使わず完成!鶏肉のレンジ照り焼き」はこちら>>

・第4回「野菜たっぷり、漬けて焼くだけガパオ風炒め」は3月22日公開予定です。