令和スタンダード3.サードプレイスづくり


利用者と旅行者、地域社会のつながりをつなげようとするサービスの提供を試みるソーシャライジングな施設は、今後もどんどん増えていくような予感がします。無印良品 銀座も、「ヒトとつながる」「マチをつなげる」がメインコンセプト。「銀座や世界のヒトとつながる」「銀座や世界のマチをつなげる」ことを意識して作られているのだそうです。銀座のマチに必要な居場所、いつでも立ち寄りたくなる公園のような存在でありたい、と。

ここに入れば誰か(何か)に会える。そして、何よりホッとでくるし、自分らしくいられるーー会社でも、家でもない、自分の趣味や志向でつながることができる「サードプレイス」になりうる価値を提供すること。店舗だけでなく、サービス開発や、はたまた(ミモレのような)メディア運営でも、このことは今まで以上に意識することが大切だと私は考えています。

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ホテルのフロント階にあるATLIER MUJI(10時〜21時)。楠のバーカウンターのサロンは、翌2時までお茶やお酒を楽しめる。
複合的なデザイン文化の発信基地として位置づけられ、ギャラリーも併設。
古書や希少なデザインやアートの蔵書がたっぷりと。まるで、図書館!

 

令和スタンダード4.アンチゴージャス、アンチチープ


MUJI HOTEL GINZAは無印良品の思想を体現したホテル。そのデザインや運営のコンセプトは、「アンチゴージャス、アンチチープ」。旅先であっても、いつもの生活の延長線上にある感覚で心地よく過ごせる空間づくりを意識してデザインされたとのこと。

時代のスピードはこれからますます加速していきます。今まで以上にストレス過多になることは目に見えているので、私たちは自分をいつでもマインドフルにもっていくための工夫を凝らす必要があります。自分とっての「ちょうど良さ」は何なのか?  自分が気持ち良いと感じることは? 自分の気持ちに無理をさせない方法は? このような私たちの思考を邪魔してくる要素はどんどん排除されていくのではないでしょうか。

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エイジングが楽しくなる素材をふんだんに使ったMUJI HOTEL。フロント前には立派な盆栽と古木で作られたベンチが。
セラピストがその場で調合してくれる香り工房、オリジナル文具が作れるMUJI YOURSELF、刺繍や本の仕立て室……ショップも各階「自分仕様」にこだわっサービスを展開。



変わらないこと。変わって行くこと。変えるべきこと。変わってはいけないこと……「令和」時代突入まで、あと1ヶ月を切りました。さて、皆様、気持ちの準備はできていますか?

今日のお品書き
“ひとり働き方改革のすすめ”の記事をアップしました。その中のテクニックとして、「ひとり会議」の提案があるのですが、その中で“自分で自分にアポ”をとって、ひとり会議するのがおすすめ、との一文が―ー自分で自分にアポ入れだなんて、斬新! とはいえ、忙しく過ぎていくばかりの日々の時間を無駄に過ごさないための大切な思考法かもしれません。

 
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