満開の桜の中、入学式などでお着物姿のかたを目にするとほんわかした気分になります。

春の色合いのきんとんを見つけるとすぐに求めてしまいます(塩野製)だって可愛いんだもん♡

でも入学式は自分自身が主役じゃないしおおごとな感じは困る…何を選べば?という時に実力発揮するのが「付下げ」です。訪問着よりもお値段が手頃なものが揃っていますし、お色や柄もとても種類があっていろいろ選べます。呉服屋さんでまず私が手に取るものは付下げの反物です。今はこう言い切ることができますが、ここまでは長い道のりでした。着物の本や雑誌をめくり、この着物好き!とか、この素敵な方はどなたかしら?なんて眺めて憧れていました。着物ビギナーの頃は百貨店の呉服売り場でいろいろ見せていただいたりしたのですが、やっぱりこわいのですよね。着る目的を話したりするととても高級な作家物や老舗呉服店のブランドの物があっという間にずらぁっと並びます。初心者バレバレです(笑)お断りしたいけれどなんて言えば…もじもじしているとベテラン店員さんが優しく「お取り置きいたしましょうか、お似合いですものね❤︎」なんて言ってくださったり。こわい。

書庫に並ぶ保存版の着物雑誌。たまに思い出したようにページをめくって楽しんでいます。

少し着物の知識が増えてくると今度はインターネットで宝物探しが始まりました。ネットショップ、オークション。画面上で気に入って勢いで購入して後悔して、の繰り返しでした(さすがに見る目がないといまだに大反省)。そういう数々の失敗を繰り返し、現在に至ります。

着物雑誌の別冊付録も、そのままとってありました。

ようやく着慣れてきた今は、お友達から「今日も”るり好み”ね〜」と言われる着物や帯選びになりましたが、これには私なりのルールがあります。
自分が好きな色や柄は複数あっても構わない、を信条にしています。

薄いピンクの付下げに相良刺繍の名古屋帯です。淡くきれいなお色の組み合わせですが実際に袖を通すと真っ白でぼやけてしまいそうです。見るのと着るのは違いますね。。

すると”あの人はいつもああいう感じのお着物よね”というイメージがつきます。
帯と着物で何パターンか揃えておけば、組み合わせで着て行く場所や目的を選ぶこともできるし、印象も安定します。
私の場合、濃い色よりも薄い色というイメージを持っていただいているようです。黒や紺、海老茶なども好んで着ているのですが、やっぱりパステルな感じの印象が強いのでしょうね。そして付下げを選ぶことで、派手ではなくかと言って控えめすぎず、ぼんやりと人の記憶に残る程度になるのが良いのかな、と考えています。

朝晩はまだ少し寒くてまさに花冷えの日々ですが、着物で出かける良い気候です。散りゆく桜の木を見上げてはもう少し保って欲しいな…なんて思っています。


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