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初対面の人と会う日は、アプリコットメイクで好感度美人に【ヘアメイク長井かおりさん】

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ファッションだけが完璧でも、ヘアメイクとのバランスがとれていなければせっかくのおしゃれも残念……ということはありませんか?
ヘアメイクアップアーティストの長井かおりさんの服とヘアメイクのコーディネートを拝見。プライベートで仕事で、シチュエーションに合わせた提案の数々、すぐマネしたいポイントがつまっています!

イベントなどで人前に出る際は、カジュアルになりすぎないようにワンピースを選ぶことが多いです。また広い会場でもぼやけないよう、色か柄ものを選ぶのもポイント。そしてメイクは、私が以前から提唱している“アプリコットメイク”がぴったり!

実際にメイクする場合は動きやすさも重要。その点でもニットアイテムを愛用しているそう。白ニット/CLANE、ストライプ柄ワンピース/moujouet(アクセサリー含め、すべて長井さん私物)

アプリコットメイクとは、つまりコーラル系で顔全体を統一するメイクのこと。なぜイベントでこのメイクなのかというと、初めてお会いする方が多い場所では、おしゃれさや若見えにこだわるより“会った人にいい印象を残すこと”が大切、と思っているから。メイクそのものが主張しすぎることなく、その人本来の顔や印象をよりよく見せることができるんです。

好印象を与えるために、肌の血色だけはなにがなんでも死守したいところ。チークはクリーム+パウダーの二層でのせておくと、時間がたってもとれません。またリップはコーラルと同系統のオレンジをチョイスして。


<使用したアイテム> 

イベントでは手もとにも視線が集まるのでネイルは必須。シルバーはパッと見では派手?と思うかもしれませんが、手をきれいに見せてくれるし、実はどんな服装にも合う万能カラー。しかも、うすい色×微細ラメの組み合わせは少しくらい剥げても目立たないし、いよいよ剥げてきたらそのまま上から重ね塗りしても大丈夫(笑)。普段家事をする人にはとくにおすすめです!

ヘアにも、好印象のためのワンポイントを! 今トレンドのターバンは、巻くだけでアクティブでハツラツとした印象に。また、日中の装いに華やかさをプラスしてくれます。

ターバンがなければ、手持ちのスカーフなどで代用してもOK。生え際の白髪隠しとしても重宝します!

髪を一つ結びにした後、耳にかぶせるようにターバンを巻きます。髪をつまんで後頭部のボリュームを出して、後れ毛を残すのも忘れずに。バランスのとり方がわからない人は、①分け目はセンターに、②後れ毛はこめかみ・もみあげ・耳の後ろの3か所から出す、これをルールにやってみてください!

アプリコットメイクは誰でも似合うのはもちろん、“健康的でヘルシー=いい人そうに見える”というのが一番のポイント。上皇后美智子さまや英国のキャサリン王妃など、ロイヤルファミリーの方の中にもコーラルを愛用している人は多いんですよ! 相手に好印象を与えたい時、好感度抜群のアプリコットメイクを試してみてくださいね。

PROFILE 長井 かおりさん

雑誌を中心に活動。モデルや女優のヘアメイクだけでなく、多くの女性のヘアメイクを手がけ、「〜周囲がざわつく自分になる〜 必要なのはコスメではなくテクニック」のヒットを機にブレイク。効果的でキャッチーなメイクテクニックに定評があり、その人自身の魅力を引き出すメイクに注目が集まっている。最新刊『テクニックさえ身につければ、「キレイ」はもっと引き出せる』が好評発売中。最新コスメや、テクニックなども発信しているインスタグラムもチェックを。Instagram:@kaorimake

撮影/横山翔平(t.cube)
取材・文/山崎恵
構成/片岡千晶(編集部)