西山
保険がいざというときに役立ったのですね。ほかに貯金などはしていましたか?

 

ミホさん
CA時代に財形貯蓄をしていましたが、お金が足りなくなるとすぐ解約(笑)。当時は香港に2泊3日でステイというぜいたくな仕事もあって、現地で買い物をしてしまうんです。でも、同僚はものすごくしっかり貯めていたんです。

西山
同じくらいのお給料でも、お金の貯め方は人によって全く違いますよね。

 

ミホさん
そうそう! その同僚の子はものすごく堅実で、私が「フライト前に銀座でランチしようよ」と誘っても、「私はいいや」って。付き合い悪いなあと思っていたのですが、彼女が20代でマンションを買って気づいたんです。「なるほど、人はそうやってコツコツお金を貯めていくものなんだ」って(笑)。

片岡
お金を貯めるのにも、時間がかかりますもんね。

 

ミホさん
本当にそう。さらに、私は不妊治療をしていたんですよね。航空会社を辞めたときの退職金もほとんど不妊治療につぎ込んで、自分のなかで「もういいや」と思えるまで、結構な金額を使いました。

 

西山
そうだったのですね……。その後保険会社に転職されて、何か変わったことはありましたか?

 

ミホさん
はい、基本的な保険にしっかり入りました。私たち夫婦は子どもがいないから、将来を考えたときに、やっぱりお金で身を守っていかなくてはいけない、と。

メットライフで医療保険とがん保険、すべて掛け捨てタイプ。あとは、アフラックで、三大疾病の保険……特定疾病保険という名前だったかな、貯蓄タイプの保険に入りました。

※三大疾病とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中のこと。通常の病気よりも治療費が多くかかりがちで、これらに特化した保険があります。もちろん普通の医療保険でも、これらの病気で入院や手術をした場合、基本的に給付金は出ます。(西山)

その後見直しをして、メットライフの医療保険とがん保険はやめて、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命に入りました。医療保険は入院したとき1日1万円が出て、120日型です。昔の保険なので、入院日数が長いタイプですね。また見直さなくてはと思っているのですが……。

西山
最近は、入院日数が減る傾向にありますもんね。

 

ミホさん
そうなんですよね。医療保険などは基本的に掛け捨てですので、お客様には、入院日額5000円のタイプで、60日型などコンパクトなものをおすすめしています。

ちなみに、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の保険は、「無事故割引」という割引がついているんです。最初の保険料が月6000円くらいですが、5年ごとに割引されて、将来的には半額になる。無事故で病気をしなければ、保険料が安くなっていく仕組みは損害保険会社さんっぽいと感じますね。

西山
車の保険も、無事故であれば保険料が安くなっていきますもんね。アフラックの貯蓄型の保険は、どんな内容ですか?

 

ミホさん
貯蓄の機能も兼ねているのですが、三大疾病で所定の状態に該当すると、500万円の保険金が出るタイプです。これぐらいの金額があると、がんの場合、自由診療含めて治療法を自分で選べますね。

片岡
途中で変えながら、より自分のスタイルに合った保険に入られているんですね。おすすめの保険ってありますか?

 
 

ミホさん
私個人的には、東京海上日動あんしん生命「がん診断保険R」がおすすめですね。70歳になったときに、それまでに払った保険料が全部戻ってくるんです。

片岡
えっ!何もなければ、貯金をしたことになるんだ!

 

ミホさん
そうです。お客様にもよくすすめていまして、女性は「お金が戻ってくる」ことがうれしいようで、好評です。

西山
男性は保険を「コスト」と考える方が多いですが、女性は「リターン」を求める方が多いですよね。

 

ミホさん
そう感じますね。それと私は最近、FWD富士生命のがん保険に入りました。月の保険料が3000円ほどなのですが、「がん治療特約」にひかれて。例えば乳がんの場合、手術で摘出した後に、予防として抗がん剤などを行うと聞きますが、それは「治療」ではなく、「予防」の一種で一般的な保険では給付金が出ないケースもあるらしいのです。でも、この「がん治療特約」があれば、治療の種類に関係なく給付金を出してくれるので。こちらもおすすめですね。

片岡
保険でも中身によってそんな違いがあるなんで知りませんでした!ガンになったら、安心して治療ができそう……。

 

ミホさん
最近ニュースで乳がんにかかって、仕事をしながら治療する話もよく聞くので……保険で幅広くカバーできるのは大事だと思うようになりました。