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40代でデリケートゾーン脱毛に挑戦!【レーザー脱毛の不安、疑問点を解消します】

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ここ数年、老後に介護されるケースを見据えて、VIO(=デリケートゾーン)脱毛を始める40〜50代の女性が増えているそう。数回の施術で一生の効果を望むなら、気になるのはやっぱり「レーザー脱毛」。今回は、東京・六本木「わかばクリニック」の工藤清加院長に、レーザー脱毛の仕組みや効果、痛みの程度や料金設定など、不安や抱いていた疑問についてお伺いしました!

レーザー脱毛の仕組みから料金やエステサロンとの違いまで、じっくりと時間を掛けて真摯に答えてくださった工藤清加院長。わかばクリニックは、六本木駅の地下鉄の出口を出てすぐ目の前のビルにあるのも通いやすそうでした。


そもそも「レーザー脱毛」って何ですか?


ブラジリアンワックスとは異なり、“永久脱毛”というイメージのある「レーザー脱毛」。ですが、似たようなところでは「フラッシュ脱毛」や「光脱毛」といった脱毛方法を聞くこともあり、その違いはなんとなく曖昧なまま。そもそもレーザー脱毛とは、どのような脱毛方法を指すのでしょうか?

 

「レーザー脱毛とは、その名の通りレーザーを使って脱毛する脱毛方法です。使用するレーザー機器は、現在では“医療機器”として定められているため医療機関でしか扱うことができません。レーザー脱毛の仕組みは、毛髪に含まれるメラニン色素に照射することで、毛乳頭という毛の根ごと破壊するというもの。
厳密に言うと、皮膚は生きている限り新しい毛の根を作ることができるので“永久脱毛”という表現は認められていませんが、では時間が経つと元に戻ってしまうかと言うと、そんなことはありません。
たとえば、私が20年前に脱毛完了した腕の毛は、今では目に見えないくらいの細い毛が時々ひょろりと生えてくるくらい。実質的には、ほとんど“永久”と呼べるレベルと言って差し支えないでしょう。」

毛根を破壊する脱毛方法にもかかわらず1回の施術で終了とならないのは、毛には生え変わりがあり、毛周期の段階によってレーザーが反応しない時期があるから。VIOの脱毛が完了するまでは、どのくらい通えばいいのでしょうか?

「まず毛周期についてですが、実は皮膚の表面に出ている毛というのは、全体の3割程度でしかないんです。今レーザーに反応する毛を全部処理したとしても、約2ヶ月後にはまた次の毛が生えてきます。
ですから、そのタイミングで2回目の脱毛を行い、その2ヶ月後には3回目を行って…、それをすべての毛根を根絶するまで繰り返します。全部で何回通うことになるかは、毛の太さや本数など個人差がありますが、毛周期に合わせてテンポよく施術できれば、5〜7回くらいが目安になりますね。」

脱毛レーザーは、黒色以外のものを通過してメラニン色素に反応。事前に剃毛が必要なのは、レーザーのパワーを肌の表面に出ている毛に分散させることなく、効率的に毛乳頭に届けるため。肌が黒いと肌にも反応してしまうため、日焼けは厳禁!
毛周期には、成長期と退行期、休止期があり、レーザーが反応するのは成長期の毛に対してのみ。成長期の毛乳頭を破壊した約2ヶ月後には、退行期と休止期にあった毛が生えてくるのだそう。