着物家・伊藤仁美さんとスタイリスト福田麻琴さんが厳選!
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【中級編】絹紅梅の浴衣は足元にこだわりを

 

絹紅梅の牡丹唐草模様の浴衣(反物価格)¥103000/竺仙 天然素材で通気性のある葛の半幅帯¥75000(hyma)、整然とした網目が美しい四つ目編みで作られた竹カゴ¥32000(竹工房 素竹庵)、クオーツ帯留¥20000(Natsuko Minegishi)、三分紐¥6000・桐に樺を貼った舟形の下駄は、紬などの着物に合わせても。下駄¥28000(ともにイトノサキ)/以上イトノサキ

「浴衣の中で最も格の高い絹紅梅。極細の絹糸に太い番手の木綿糸が格子に織り込まれた浴衣です。
浴衣が太陽にも負けないくらい元気な色なので、小物選びは「涼」を意識しました。品のあるベージュの葛の帯と竹製のバッグはどちらも透け感のある天然素材。着こなしに清涼感が加わります。涼しさは色だけでなく、素材選びでも取り入れることができるんです。
それから贅沢な浴衣ですから履物にもこだわりを持って選んでいただきたいですね。オシャレは足元からというセオリーは和装でも同じです」(仁美さん)

 

「銀座与板屋さんの下駄はとにかく履き心地がよく、粋なデザインが多いんですよ」と伊藤仁美さん。写真階段上・鎌倉彫伝統工芸士の遠藤英明氏による鎌倉彫の下駄。完成までに約半年かかる工芸品とも呼ぶべき一足。¥58000、階段下左・白塗りの台座に鼻緒の柄は米粒がモチーフの下駄¥25000、両サイドに赤い漆と縞柄の鼻緒が粋な細形の下駄¥17000/銀座 与板屋