自由奔放に恋してバツ2になっても立ち上がり、そしてまた恋している聖子ちゃんが、別れた男性をいつまでもグジグジ恨んだりしているところって、想像つきませんものね。

私はそんな、聖子ちゃん×松本隆先生のタッグが生み出す歌の、爽やかな世界観に魅了されるひとりなのです。

もちろん歌詞だけでなく、呉田軽穂ことユーミンや大瀧詠一さんなど、当時のニューミュージックの巨匠たちによるポップなメロディもその世界を作り上げることに貢献しているわけですが、それら全部をひっくるめて一旦自分の中で消化し、見事に自分の物にして歌い上げる聖子ちゃんの、歌唱力&表現力!

たかだか小学校低学年の私が聖子ちゃんの歌に魅了されたのは、おそらくこの「表現力」によるところが大きいのだと思います。

歌が上手いとか下手だとか、当時はそんなことはわからなかったけれど、聖子ちゃんの歌には、独特の世界観があって、ただただ、聴いていて気持ちがいい。真夏の午後にレモンスカッシュを飲んでいるような幸福感と清涼感をもたらしてくれるのです。

それを味わいたくて、私は今も、聖子ちゃんのYouTube画像を漁ったり、アルバムを繰り返し何度も何度も聴いてしまうのです。

 

あとですね、コンサートに一度でも行ったことがある方ならご存知だと思うのですが、聖子ちゃんのMCを見ると、とても頭が良くて、サービス精神旺盛なエンターテイナーだということがよくわかります。

MCの途中で聖子ちゃんにちょっかいを出すファンたちのことも、上手に転がしながら切り返していて、しかもそれがすごく感じがいい。

 

これはアイドルとして全盛期だった頃も同じで、バラエティ番組のコントや歌番組でのトークで見せる笑顔は、「うふふ」ではなく、大口を開けた「ガハハ」だったりする。実は全然気取ってないんですよね。そしてお笑いでも全力投球! そんなギャップも素敵なんです。

こんな風に、歌だけではなくファンを喜ばせてくれる聖子ちゃんってもう、生まれついての生粋のアイドル。アイドルになるべくして生まれた「ナチュラル・ボーン・アイドル」なんだと思います。

というワケで、そんな「ナチュラル・ボーン・アイドル」が、私たちを魅了しないワケがない!

もちろん世の中にはアンチ・聖子ちゃん派も存在するでしょうが。私は、私の聖子ちゃん愛をこれからも貫いていくことを、ここに誓います(笑)!

最後までご静聴、ありがとうございました。
よろしければみなさんの聖子ちゃん論も、コメント欄でぜひお聞かせくださいね。

前回記事「私たちはなぜこんなにも「松田聖子」に魅せられるのか?」はこちら>>

 
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