“水上マーケット”と“折り畳みマーケット”を観たかったのに、確かに地図を見るとあっちとこっちで真逆の場所。今回は時間と距離の制約で諦め、まずはどうしても行きたかった『プラニー工房』へ。
といっても、まだAM06:00です。車はバンコク中心地を通りすぎ、田舎道をひた走ります。車窓から眺める通勤・通学風景が“私たち、生きてる!”って感じで興味深かった。スタバで休憩をはさみ、AM08:00プラニー工房に到着。ガイドさんが電話してくれたらしく、工房のスタッフが道まで迎えに来てくれて、ショップコーナーも開けてくれました。グッジョブ、使える「案内THAI」。
※でも、この距離でこれなら“水上マーケット”と“折り畳みマーケット”も全部行けそうなんですけど・・・・・・とぶつぶつ。

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社長の家の横にショップと広い工房があります。奥には原料の竹がたくさん。乾燥中なのだそう。 天井が高く、風がよく通り抜けるコンクリート床の工房。扇風機が何台もフル回転。立っているだけでじんわり汗ばみますが、床はひんやり。いちばん手前の女性が製作中なのは、難しい編み方でかなり高額なクラッチバッグ。

 タイ王室にも献上されたカゴバッグや調度品が誇りのプラニー工房。日本でもクラッチバッグや茶道の道具入れなど、カゴ好きにはちょっと知られた存在です。工房では、朝から女性達が集まって、静かに黙々とカゴを編んでいました。ここのは竹を編んだものが多く、よく乾燥させた竹を糸ぐらい細く裂いて、ヤスリですべての断面を整えて、きちきちっと編んでいきます。ひとつのバッグが出来あがるのに1ヶ月はかかるそう。王妃さまが愛用しているバッグや今ではもう編める人がいない珍しい編み方の小物入れがアーカイブとして展示されていました。

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非売品のカゴがあちこちに。王室献上品や昔の作品、サンプルを見ているだけでも楽しい。カラフルなかごが並ぶショップは冷房完備。小1時間ほど、迷いまくりました!

早速、ショップコーナーへ。どれもこれも超絶タイプ♥
価格は、プラニー工房×2倍=バンコク×2倍=日本といった感じ。
なので、めっちゃお買い得です! ここまで来て良かったーー!

調子にのって、あれもこれも、さらにお土産もと思ったら、すごい金額に。超絶円安なので、目を疑うほどの電卓画面に冷静になり、厳選して4つに絞りました。大満足です。ありがとう「案内THAI」。

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さっそく翌日から、カゴを持ってプールサイドに。星みたいな模様が可愛い♥ のに2500バーツ。スイカスムージーもおいしかったし、これまた満足です。

さて、まだ10:00なのにお金を使ったためか、おなかが空いてしまいました。FRaUバンコク特集やガイドブックで紹介されまくっていた「もち米マンゴー」を食べてみたいと言ったところ、

「あーー。もち米マンゴーね」
10秒の沈黙の後、
「パッタイを食べないかい?」とガイドさん。
またしても、ダメ出しですわ。

もち米マンゴーは女子どもの食べ物なのかしら? 確かにデザートの一種だし……。さらに「トラを観に行かないか、450バーツ掛かるけど」と営業も入れてきました。「んーーー。ランチはパッタイでもいいけど、トラは絶対にNO!」とふて腐れてみたら「100年の歴史があるマーケットがあるから、寄ってみるか?」とマシなことを言うガイドさん。マーケット好きの私は、とたんにご機嫌に。そのマーケットは地元の人が行くところらしく、掘り出し物が見つかりそうでワクワクします。でも奥に入ってみると約7割がオープン前でシーン。ぽつりぽつりと開いている店をチラ見しながら進みます。でも暑――――っいっ! ガイドさんも盛り上がりに欠けるこの展開、マズイと思ったのか、やけに説明が丁寧にw。暑さでかなり疲れたので、老舗のコーヒースタンドで極甘のアイスミルクコーヒーを買い、食堂でパッタイを食べていたら、何とヤクルトお嬢さんが。世界に進出している“日本の乳酸菌”が誇らしく、ちょっとホッとした瞬間でした。

  • ROADⅡ・・・・・ロイヤルな手仕事に触れたくて、カゴの工房へ<バンコクコンサート番外編>_img3 マーケットでは、卵とジャガイモで作る伝統的なタイスイーツを購入。
  • ROADⅡ・・・・・ロイヤルな手仕事に触れたくて、カゴの工房へ<バンコクコンサート番外編>_img4 おもちゃ、衣類、食品、アクセサリーパーツの真珠など、いろんなものがごっちゃになって売っていました。とにかく閑散としていたけど、週末は大混雑だってガイドさんが言ってましたわっ。
  • ROADⅡ・・・・・ロイヤルな手仕事に触れたくて、カゴの工房へ<バンコクコンサート番外編>_img5 タイのヤクルトレディ。暑いのにきちんとユニフォームを着て、清潔感たっぷり♥ 笑顔も爽やか乳酸菌です♪

冷房の効いた車内に居ても、差し込む日差しに体力を奪われるほどのタイの熱気。みなさんがマイペンライ〜(=タイ語で「気楽にいこう♪」の意)になってしまう気持ちが午前中で理解できました。「案内THAI」のおふたりも早朝から働いているし、早仕舞いしようとする気持ちはわかりました。とはいえ、仕事なのでもうひと頑張りしていただき、バンコク市内で何カ所かお店とナイスな両替商に案内してもらい、15:00ホテルにチェックインして終了。バンコク初日、いい感じです。無事です。

次も引き続き、バンコク番外編。もち米マンゴー日誌ですわ!