10月12日に40歳の誕生日を迎えた女優・ともさかりえさん。12歳で芸能界入りした後、ドラマや映画などヒット作にも恵まれ、順風満帆にキャリアを重ねてきました。
ところが、30代は同世代の女性が抱えるような悩みがあったといいます。40代を迎えるに当たって、順調とはいえなかった10年、意外なともさかさんの仕事で見せる素顔やポリシー、そして今の心境を語ってもらいました。

 

ともさかりえ 1979年、東京都出身。12歳で芸能界デビュー、ドラマ『金田一少年の事件簿』のヒロインで注目を集める。その後、女優として数々の映画、ドラマなどに出演。最近では舞台でも活躍、演技派女優として活動の幅を広げている。また、ブログの発信もいち早くスタート、そのファッションやライフスタイルがファンのみならず女性の共感を集めている。近々、ミモレで連載がスタート。公式ブログ:http://ameblo.jp/tomosaka-rie インスタグラム:rie_tomosaka_official

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もやもやしていた30代前半、この3〜4年で楽に


――40歳という節目の年齢を迎える心境から聞かせてください。

ともさかさん(以下ともさか):30歳を迎えるときに「これからは楽になるはず」っていう期待値がすごく高すぎたのか、肩透かしを食らった感じだったんですよね。「何も変わらないじゃん」、って。30代は生活面も肉体的、精神的にも想像以上にヘビーな10年間だったので、ここ3、4年ぐらいでやっと力が抜けてきました。
30代前半は何が楽しいのかわからなくなって、この仕事を漠然と続けてはきたものの、「本当に自分にあっているのかな?」みたいなことも考えたりしてしまって。

それなりに年齢も上がると、どんどん若い子が出てくる中で、中堅的な立場になってきますよね。いろいろなことを任されがちな立場になっても自分はまだ何もできていないし、不安もあるのに「ともさかさんは大丈夫ですよね」って言われるシチュエーションが増えてきて。自信が持てずに、全然まだ大丈夫じゃないのにな、本当にこのままでいいのかな…と、もやもやし続けていた30代でした。
でもここ3、4年で「大丈夫じゃないです」って口に出して言えるようになってから、やっと少しずつ楽になってきましたね。

 

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――そう言えるようになったのは、おもに仕事の場でのことでしょうか?

ともさか:そうですね。プライベートでも結婚、離婚を経験して……それはそれで大変だったのですが、仕事でいうと最近、再会がいくつもあって、10代のときによくご一緒していた方とまたお仕事させていただく機会が続いたんです。高校生の頃に出演したドラマ『金田一少年の事件簿』の堤幸彦監督ともご一緒したのですが、当時はたぶんお互いに「もう一生会わなくていい」って思っていたんですよね(笑)。
それくらいお互いのことを見せ合って、やりつくした感がありました。でも20年近くたって再会してみるとすごく楽しくて、あの当時あんなに大変だと思っていたことのすべてを笑える日がくるなんて、と。頑張っていたらどこかで見てくれる人がいるんだなって思える出来事が続いたんです。

――仕事を長く続けていたからこそのうれしい出来事ですね。子育てをしながらの仕事は状況的にも大変だったかと思うのですが、女優業に対するスタンスの揺らぎのほうがしんどかった感覚ですか?

ともさか:大変なのはみんな大変だと思うんですけど、私はたぶん性格的に何でも複雑にとらえて、自ら大変さを作り出しちゃう癖があるんです。ありとあらゆることを考えすぎてしまうので、他の人から見るとたいしたことじゃなくても、考えてやり切らないと納得できないというか。

若いときは自分の経験値の少なさゆえに沸き起こるもどかしさで煮詰まっていたと思うのですが、経験を積んでいくにつれてスタイルが固まっていく自分に対する違和感を抱くようになってきました。あとは年齢が上がっていくと、仕事を一緒にする人たちとの関係性もちょっとずつ対等になってきますよね。撮影現場や人が変わるとそれぞれの現場での共通言語が一新されることが面白いところでもあるし、すべてがイチからになるのが難しいところだなと思っています。

そんな中、どういう状況でも私がずっと一番大事にしているのは“何を求められていて、何を必要とされていて、私はなぜ今ここにいるんだろう”ということをちゃんと考えること。
そういう時に、相手に視線を外されたりあやふやにされたりすると、本当に許せないって思っちゃうんです(笑)。私もすべてをさらけ出すから、相手の方にも全部見せてほしい!って。面倒くさいんですよ、私(笑)。逆に付き合いが長い方、ある程度これまでの関わりが深い方とは感覚で分かり合えたりもするので楽だけど、でも自分の思いを言葉にして伝えることは大事だなって常に考えています。

誕生日ケーキのサプライズ、その反応は?

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撮影後、サプライズでともさかさんにケーキをプレゼント。はにかみながらろうそくを吹き消そうとするもなかなか消えず…(笑)。ケーキはインタビュー中においしく頂きました。

 
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