あれ、暑い。持ってきた洋服が着られない!


出発する前にベルリンの天気を調べたら、最高気温の平均が18度、週間天気予報には雨のマークもちらほら。まりこはんからも肌寒いと聞いていたので、セントジェームスのボーダーや薄手のニットにブルゾン、ブーツを持って行ったんです。そしたらなんと到着した次の日から33度! 10日間ずっと夏日! 10年間住んでいる人が「こんなに暑いことなんてこれまでなかった。異常気象よ!」と言っていたくらい珍しいことだったようです。おかげでインナー用に持って行った白いTシャツ3枚を着まわし……。

 


もう少し着回しのバリエーションが欲しい!ということでビルケンシュトックのサンダルにコスでノースリーブを、ヴィンテージショップで刺繍の入ったブラウスを買い足しました。
それからドイツでの買い物といえば日本にいた時から楽しみにしていた蚤の市です!


ここに暮らす人の気配あふれる週末の蚤の市

マルシェバッグを物色中のみゆきちゃんと私。
これが蚤の市で見つけたアルファベット。

日曜日だけ開催されるコーナプラッツの蚤の市。私は薄手のパンツに、マルシェバッグやイヤリングを購入。息子は友達のお土産にアルファベットの飾り、自分には箱とスプーン、トランプと宝探しを楽しんでいました。
みゆきちゃんが買ったオーバーオールは着るものがなくて困った私も拝借。こんなことができるのも気のおけない友人との旅行だからこそですね。
とにかく売る人も買う人も、地元の人たちの活気であふれていました。食器や洋服、雑貨やアクセサリーなど色々な物で溢れていて、宝探しをしているかのように楽しみました。


嫌なことは我慢しない。そのために必要なこと


今年のお正月に私の自宅で食事をしていたらまりこはんが「私、直感を大事にしようと決めた」って。「あれが食べたい、ここに行きたいと思ったことは全部やる。何にも無理をしたくないし我慢をしない!」と。それを聞いた私たちは「まりこはん、かっこいい〜!」と大絶賛。再びその話題になり「よし、ドイツでもやってみよう」と盛り上がって、ベルリンでの日々は直感を大事にしながらやりたいことは全部やる気持ちで過ごしました。
日本に帰ってきてもその思いはずっと持ち続けたままでいます。夫婦のあり方も、これからの毎日を楽しく過ごすためにも、大切なのは物事の考え方だということに気づいたんです。友人との旅を通して、そして発言の一言に大切なヒントをもらいました。

ゴミの出し方、毎日の洗濯、たくさん間違えた地下鉄にスーパーでの買い物、息子が気に入った公園、そして蚤の市。
こうして暮らすように過ごしたベルリンでは、忘れられない想い出がどんどん増えていきました。
 

取材・文/笹本絵里
構成/幸山梨奈

 

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