見る人を幸せにする笑顔、自然体のファッションやライフスタイルが人気のモデル・浜島直子さん。愛称、はまじ。40代になり自分なりのスタイルができあがってきた今だからこそ、“少しだけ”新しいことに挑戦します。

前回、着物家の伊藤仁美さんが、一枚持っていると幅広いシーンで着られると教えてくれた江戸小紋の角通し。今回から3回にわたって、江戸小紋を使ってシーン別の「着物着まわし」をご紹介します。着物はそのままに、小物を変えるだけで、なんと結婚パーティといったハレの場からランチや観劇のような日常のおでかけまで対応できるのだそう。1回目は最も気軽なランチや観劇におすすめの着こなしをご紹介いただきます! 
 

ランチや趣味のひと時を着物で過ごすなら、染めの名古屋帯

 

淡いベージュの江戸小紋は華やかでありながら落ち着きもある品のよい色で、大人の肌を明るく見せてくれます。「今回着物や帯をお借りしたのは『千成堂着物店』さん。私もお世話になっているのですが、非常に洗練された都会的な色や柄のものが多く、お客様に40代の働く女性が多いというのも納得。着物や帯の他に小物など一式揃いますので初心者の方にもおすすめです。女将さんが親切に相談に乗ってくださると思いますよ」(仁美さん)
着物¥75000、塩瀬地の九寸名古屋帯(染めの川勝)、帯揚げ¥13000、帯締¥6000、橋爪玲子氏作・色漆の帯留め¥14000(漆工房橋爪)、ホースヘアのバッグ¥90000/すべて千成堂着物店 草履(帆布一段綿入西陣織はなお付)¥47000/和小物さくら 他、伊藤仁美さん私物

伊藤仁美さん(以下、仁美さん) 今回の帯は染めの名古屋帯というもので、フォーマルな装いで使う袋帯よりも短く、一重でお太鼓を結ぶことのできる帯です。素材や柄にもよりますが、比較的カジュアルなシーンに向いています。

 

はまじ 帯が着物と馴染んでいますね。いい意味で気負わず気軽な気持ちで着ることができました。いわゆる洋服のワントーンコーディネートのような感覚でした。

仁美さん 色味を抑えると、お洋服のお友達と一緒でもそんなに存在感が出すぎてしまうこともないと思います。

江戸小紋に名古屋帯。こんな場所に着ていくのがおすすめです
・美術館・博物館など
・歌舞伎などの観劇
・お茶のお稽古
・レストランでのランチなど