写真/JMPA・講談社(椎野充)

まるで平安時代の絵物語のような美しさ――。即位の礼の雅子さまは、ひときわ輝いていました。なかでも、春から始まった天皇陛下と雅子さまの即位に関する儀式のクライマックスは、即位礼正殿の儀から即位パレード(祝賀御列の儀)にまつわるもの。どの行事を取ってみても、めったに見られない豪華な皇室の装いが見られました。
一連の即位の儀式が終了した今、雅子さまの華麗な装いを振り返ってみましょう。

 


<即位の礼(10月22日)>


5月に即位した天皇陛下を、国内外に知らせる儀式が「即位の礼」です。そのハイライトになるのが「即位礼正殿の儀」で、天皇陛下自らが即位を宣言します。今年に限り祝日になりました。

 

午前9時、皇居・宮中三殿へ拝礼される雅子さま。即位礼を行うことを、皇祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる賢所(かしこどころ)などへ報告するのです。写真/宮内庁提供

 

「即位礼正殿の儀」を終え、退出される雅子さま。「即位礼正殿の儀」は、多くの賓客が見守る中、午後1時から宮殿の正殿・松の間で行われました。写真/宮内庁提供

正装である十二単(じゅうにひとえ)。袿(うちぎ)を重ねた五衣(いつつぎぬ)の上に唐衣(からぎぬ)をつけ、腰から裳(も)をたらします。髪型は、左右の側頭部のびんを大きく膨らませた大垂髪(おすべらかし)と呼ばれるもので、手には檜扇(ひおうぎ)を持たれます。写真/宮内庁提供
こちらの十二単は、五衣(いつつぎぬ)と唐衣(からぎぬ)、裳(も)のいずれも純白で、清浄さを表すとされます。写真/宮内庁提供


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① JMPA・講談社
② 内閣府提供
③ 宮内庁提供
④〜⑧ 内閣府提供
⑨〜⑩ 宮内庁提供