「白のスープ」の仲間レシピ

 

焼き目が美味しそうなアクセントに
焼き白菜と春雨の豆乳汁

 

フライパンに油をひき、白菜を焼く。やたらと混ぜないで、ほったらかし焼きにすること。焼き目がついてしんなりしたら、豆乳と春雨(水で戻したもの)を加えて中火で10分煮る。味をみつつ、鶏ガラスープの素と塩で調える。

 

材料はたった2種類
潰し里芋の豆乳味噌汁

里芋はよく洗って、皮がついたま蒸籠で柔らかく蒸しておく。手で皮をつるんとむいて軽く握って潰し、椀にのせる。 温めた豆乳に味噌を溶いたものをかけ、胡椒を挽く。里芋は多めに蒸しておけば、冬場は冷蔵庫で3~4日持つ。

 

食欲のないときにも
豆乳と生姜のスープ

シンプルなスープ。鍋に豆乳を温め、塩を加える。決して沸騰させないように弱火で。おろし生姜をたっぷりと、市販の練りごま(原材料がごまだけの ものを選ぶ)を加え、味をみて足りなければ塩で調える。ひと煮立ちしそうになったところで火を止める。これは献立に変化が出ておいしい。

 

胃に染み渡る
しじみと青菜の豆乳汁

鍋に水と豆乳を1:1、しじみ、厚揚げを入れ、弱めの中火で煮始める。しじみの殻が開いたら、食べやすい大きさに切っ た小松菜を加え、柔らかくなったら塩と醤油をほんの少し加えて味を調える。全部を豆乳にしてしまうと、煮ているうちにダマになって重くなりすぎる。しじみからいい出汁が出るので、調味料は最少限でいい。


寿木けい
2010年からTwitterで「きょうの140字ごはん」を発信。フォロワーは現在11万人以上。早稲田大学を卒業後、出版社に勤務。会社員として働きながら、暮らしや女性の生き方に関する連載をもつ。著書に『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどでもない』(セブン&アイ出版)がある。東京で夫とふたりの子供と暮らす。富山県出身。

 

 

『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』
寿木けい著 1400円(税別) 小学館
 

【おいしくて持続可能で、体に優しくて、食べ飽きない、いつもの家ごはん】
Twitterで大人気のアカウント「きょうの140字ごはん」(@140words_recipe) が待望の書籍化。
二人の子をもつワーキングマザーの著者による、今夜の献立に迷わないための、シンプルな「家ごはん」のレシピ集。
「野菜のほったらかし焼き」「名もなき20秒卵」など、帰宅してから30分で完成する「きほんの10レシピ」を軸に、そのアレンジや季節のごはん、週末に楽しむ麺料理、お酒のあてなど、全200を超えるレシピを紹介しています。

構成協力/鹿志村杏子

・第1回「Twitterのフォロワー11万人が歓喜した「名もなき20秒卵」のレシピ」はこちら>>
・第2回「煮魚より簡単でおいしい「焼き魚のさっと煮」のレシピ」はこちら>>

・第4回「人気料理ツイッタラーが教える、作り置きじゃない「ちょい仕込み」」は12月2日公開予定です。
・第5回「なんてことない食材が組み合わせの妙でごちそうに!絶品鍋レシピ」は12月5日公開予定です。