「献立に迷いたくない!」そんな思いは、誰もが持っているのでは?
Twitterで大人気のアカウント「きょうの140字ごはん」の中の人であり、二人の子をもつワーキングマザー、寿木けいさんのごはん作りが、その参考に。
帰宅してから30分で完成できて、応用アイデアが無限に広がる「きほんの10品」があれば、毎日の家ごはんの組み立て方が楽になると言います。
今回は、寿木さんの著書『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』から、手軽で持続可能な「きほんの10品」の内の1品、「赤と白のスープ」のレシピとその応用アイデアを教えていただきました。
汁物は、出汁をとるところから…という既成概念が覆ります!

 

出汁に頼らないでおいしいスープを作りたい。
そう思って見つけたのが、トマトや豆乳などそれ自体が十分なうまみをもっている食材。
海のもの、畑のもの、ともに相性が良く、 満足度の高い食べるスープのできあがり。

 

出汁に頼らない
「赤と白のスープ」の作り方


白:豆乳とあさりのスープ
鍋にあさりを入れ、あさりの殻が半分浸かるくらいの量の水を入れて火にかける。蓋をして、沸いたらアクを取る。殻が全部開いたら、あさりが全部浸かる程度まで豆乳を足し、ふつふつと煮立つ直前に味噌を溶く。

赤:トマトと厚揚げのスープ
粗いみじん切りにしたトマトとお玉一杯の水を鍋に入れて火にかける。塩と砂 糖をひとつまみ加える。砂糖がトマトの角を取ってくれる。蓋をして5分ほど 中火で煮る。トマトから十分な水分が出てきたら、食べやすい大きさに切った厚揚げを加え、味をみて鶏ガラスープの素で調える。ひと煮立ちしたら火を止める。