令和を迎え、皇后になられてからまもなく2年。一連のご即位関連行事では、眩いばかりの美しさが世界中で話題になりました。

コロナ禍でご公務の形も変わる中、雅子さまは華美なアイテムを控えて今までのお召し物を着回されるなど、堅実なファッションで国民に寄り添っていらっしゃいます。そこには知性とエレガンスがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。

ミモレの『毎日、雅子さま』にて公開中の写真から、ファッション&スタイルをテーマごとにご紹介します。今回のテーマは、雅子さまのバックグラウンドを生かした、キャリア女性らしい颯爽としたモノトーンスタイルです。

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ベルベットのコーディネートで凛とした表情を

 

ベルベットのツーピースはハイネック&ロングスリーブで、訪問国の文化を意識した露出控え目のデザイン。むしろそれが、雅子さまの美しいお顔立ちとスタイルを引き立てています。キャリア女性らしく、靴・バッグはブラックでまとめ、凛とした印象で着こなされて。1995年1月、第二次中東諸国歴訪でウンムカイス(ヨルダン)をご訪問。ゴラン高原の展望をヘリコプターからご視察に。写真/JMPA・小学館

 

アクセサリもパールのイヤリングのみ。ジャケットのボタン代わりに施された華やかな組み紐で、和の要素も取り入れて。写真/JMPA・小学館