「衝動買いはだめ」と思わなくていい

節約するには「衝動買いをやめる」は必須だと言われますよね。確かに欲しいものを手あたり次第に衝動買いしていたら、お金はなくなってしまいます。実はあまり欲しいものでなければ「こんなものを買ってしまった…」と自己嫌悪に陥るし、部屋も散らかるし、まるでいいことなし。

ですが、いい衝動買いもあります。それは「本当に欲しいものに出合ったら、迷わずに買う」という満足度の高い買い物のこと。

そのためのいい判断ができるように、欲しいものをリストアップしておくことが必要です。自分一人でリストアップすることはもちろん、夫婦や親子でリストアップするのもおすすめ。お互いの価値観を知っておけば、「いい衝動買い」をしたときに、相手を責めてケンカするなんてこともなくなります。

 


不要なものをやめて、いいものに囲まれる新年に


お金を貯める、節約するという話を聞くと「とにかく我慢する」と考えがちですが、忙しくてストレスの多い時代にそれは避けたい。何のためにお金を貯めているのかわからなくなりますから。

それよりも、不要なものをすっぱりとやめてしまうのも手。
苦手なこと、我慢してきたこと、本当は辞めたいことはないでしょうか。モノだけでなく、日々の習慣、人間関係、自分のクセなどなど……。それがお金に紐づいていることも多々ありそう。やめたことでお金が生まれるだけでなく、心のゆとりも生まれるかもしれません。

もうすぐ2020年という新しい年。ぜひ「捨てること」「やめること」を考えてみましょう。やめたぶん、新しいよいものが入ってきて、本当に大切なものに囲まれながら過ごせるようになるはず。

さて、あなたの場合、何を捨てて、何をやめますか?

 

『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』
(WAVE出版)All Aboutモヤフォー研究所
 

「日々のことで手一杯」「先が見えない」など、漠然としたモヤモヤを抱えて日々頑張っている“アラフォーママ”に向けて、「古い常識」や「習慣」「固定概念」など、すてても、やめても、ママと家族が幸せになれる方法をAll Aboutガイドが指南。ジャンルは、料理、家事、マネー、住まい、子育て、ママ友・夫婦関係、親(義父母)の介護。「マネー」では、自身もアラフォーママである、マネーコラムニストの西山美紀が指南しています。
 

文/西山美紀
構成/片岡千晶(編集部)

 

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