『VOCE』をはじめとするビューティ誌やデビュー35周年アニバーサリーブック『YUMI ADACHI AtoZ』をリリースするなど、女優としてだけではなく、ファッショニスタやビューティニスタとして注目を集める安達祐実さん。そのセンスの良さで、オシャレ好きな大人の女性から絶大なる支持を集めている。今回、モデルを務めた書籍『肌がきれいになる石けんオフメイク』も発売前重版がかかったという。

私たちの記憶の中で、子役だった頃の印象が強い彼女も今では38歳。プライベートでは2児の母親の顔を持つ大人の女性だ。そんな彼女に、まもなく訪れる40歳を目前に輝きを増し続けるその理由を尋ねた。

(この記事は2019年9月30日に掲載されたものです)

 

安達祐実
1981年9月14日、東京都生まれ。2歳でモデルデビューを果たし、1994年にオンエアされたテレビドラマ『家なき子』の主演を務めたことから大ブレイク。以後、女優として第一線で活躍。夫であり写真家・桑島智輝氏が撮影した2作目の写真集『我我』(青幻舎)を9月14日にリリース。2015年11月13日に入籍した日から出産を経た3年間の記録が刻まれた珠玉の一冊は必見だ。
Instagram@_yumi_adachi  Twitter@_yumi_adachi  HP https://yumiadachi.com/
 

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モードで遊び心を感じる着こなしが大好き
今はお仕事にもつながって、幸せです


子供の頃から役者の仕事をさせていただいていると、毎日、現場で役に合った衣装に身を包むのが当たり前になっていて。私服で過ごす時間なんて、せいぜい仕事現場と自宅の間を往復する時間くらいしかなかったんです。
それだともう「Tシャツとジーパンでいいか」って思ってしまって。2歳で仕事を始めて物心ついたときからずっとそんなかんじで過ごしてきたので、若い頃はさほどファッションにもヘアメイクにも関心がなかったんですよね。

でも、10年くらい前からおしゃれをしたい気持ちがむくむくと湧いてきて。セルフコーディネートをどこかで発信したいなーと思いながらも、なかなかお目にかける機会はなかったので、インスタグラムを始めてみたんです。
それをきっかけにファッション誌やビューティ誌からお声かけいただけるようになり、最近はモデルのお仕事もさせていただけるようになりました。雑誌のお仕事が増えてからは、現場で色々なテイストの衣装に出合えるようになって。それまで私が「似合わない」とか「着るのが難しい」と思っていたコーディネートも案外「いけるかもしれない」という発見もあったりして、おしゃれがますます楽しい今日この頃です。

好きなブランドは「TOGA」。デザインに遊び心を感じるところがツボなんですよね。今シーズンも胸元にデザイン性のあるニットを購入したんですが、ビジューのあしらいも裁断もユニーク。秋になって袖を通すのが今から待ち遠しいです。

私、いつも冷静で、可愛げとか全然ないと思っていて(笑)。友達や共演した女優さんからよく「おじさんみたいだね」って言われます。モードっぽい遊び心を感じるアイテムに目がないのは、マイペースで一匹狼みたいな性格にフィットするのからかもしれません。
レセプションパーティみたいにかしこまった場所に行くときは「何を着るのが正解なんだろう」って戸惑っちゃいますけど(笑)、その日に足を運ぶ場所や相手に合わせてコーディネートを考える時間も愛おしいんです。

シャツ¥42000、パンツ¥55000/ともにエンフォルド ブーツ¥96000/アリス アンド オリビア(ルック) ピアス¥31000/イサベル ミシェル ビジュー(ヴィア バス ストップ ミュージアム)


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