第2位:ダイバーシティ化の波に乗れず、ヴィクシーの恒例ファッションショーが中止に


毎年11月頃に開催され、楽しみにしている人も多かった、ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショーが2019年は中止に。

 

2018年のショーより。 写真:AP/アフロ

ファッション業界でダイバーシティが叫ばれる中、バービー人形のようなパーフェクトボディを持つモデルしか起用しないことがバッシングされていたヴィクシー。2018年11月には、同ブランドのチーフ・マーケティング・オフィサーのエド・ラゼックがトランスジェンダーモデルのショーへの起用に否定的なコメントをしたことを発端に、世間から大ブーイングの嵐。

 

その後世間体を考慮してか、健康的なスタイルのモデルやトランスジェンダーモデルをキャンペーンに起用したものの、消費者のヴィクシー離れに歯止めがかからず、全米59店舗の閉鎖を迫られる中、ショーの中止を発表しました。

一方、歌手のリアーナがプロデュースするランジェリーブランド「サヴェージbyフェンティ」では、ショーに妊婦やプラスサイズなど、様々なモデルを起用して商業的にも大成功。今や業界地図は完全に塗り替えられようとしています。

アメリカに行ったらどこのモールにも必ず入っていて、日本へのお土産を買いに立ち寄っていたあのヴィクシーがここまで衰退するなんて、誰が想像したでしょうか。

この一件は、「ダイバーシティ化の波に乗れない(というより、乗らない?)会社やブランドは、これからの時代生き残れない」という事実を端的に指し示しているのかなあと感じました。

第1位:キアヌ・リーブスのいい人伝説にほっこり♡

 

写真:REX/アフロ

1位だけ、キアヌ単体のニュースです(笑)。
元々いい人伝説がすごかったキアヌですが、キャリア35年を迎えた2019年にはSNSでキアヌの名言集がシェアされまくるほどに、その人気と影響力を増していました。(キアヌのいい人伝説はこちら

俳優としては棒演技と評されることも多い(失礼!)キアヌですが、なぜか業界からも視聴者からも愛されるのは、キアヌの「偉くなっても業界ズレしない素朴さ」に、みんなが癒されるからなのではないでしょうか。

8月には「マトリックス4」の制作が発表され、11月には35年間のキャリア初、恋人を伴ってのレッドカーペットへの登場も話題に。

親友だったリバー・フェニックスの自殺や、婚約者の女性の死産からの破局、そして事故死など、過去には辛い経験をしているキアヌ。いつもひとり行動の写真をパパラッチされ「ぼっち」を懸念されていた彼が、55歳の現在にしてようやく(というのもお節介な話ですが)プライベートでも幸せそうな様子を見せてくれたことで、見ているこっちもなんだか嬉しくなってしまったのでした。

セレブウォッチャー・さかいもゆるが独断と偏見で選んだ「2019年ハリウッドニュースのトレンドキーワードBEST5」、いかがでしたでしょうか。

2020年も、気になるセレブのニュースをお届けしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします♡

前回記事「ハリウッドの注目キーワードから、2019年トレンドを振り返る【前編】」はこちら>>

 
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