“休む”ってとってもチャーミングな女性になること!

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ミモレが早くも5周年とはなんて素敵!

 

様々な誌面で大活躍してキャリアを積まれているイメージのあった大草さんが編集長となりウェブマガジンを始めたと聞いて、まだまだ紙媒体ばかりだった私は遂にそんな時代がきたかと感じたのがもう5年も前だとは。
月並みですが時が経つのは本当に早いものです。

一方私はというと、ここ5年ほどで何が変わったのだろう。

なんて、この寄稿のお話をいただいた機会に改めて考えていたら、ありました!歳を重ねたこと以外に大きく変わったことが!

それは、仕事以外の趣味を持ったこと。

とにかく仕事が大好き。
休日にカフェやレストランに行ってもここならあんな撮影ができるなんて妄想しちゃう。
雑誌や広告を見れば、このビジュアルはどんな風に撮っているんだろう。私ならこうしたい。と、母業と妻業以外に余った脳はすべて、仕事のことでいっぱい。
「オフって必要?」なんて思っていた正真正銘仕事人間の私が、繁忙期の谷間になんのきっかけもなくふと思いついて1人でさっと出かけたのが乗馬でした。

これがまさか私の人生をここまで変えるとは。

乗馬にハマって気づいたのは、馬と触れ合うことや乗る楽しさはもちろんのこと、それ以外の収穫が驚くほどたくさんあるということ。

まず、都会以外での自分なりの過ごし方がいまいち見つけられなかった私が、積極的に自然溢れる場所へ出かけて存分に楽しめるようになった。
さらには、思い切ってパリで鞍をオーダーしたことによって、フランスをこんなに頻繁に行き来するようになり、鞍を手に入れてからは、革は愛情をこめて手入れをすればするほど味わいを増して新品より美しく輝きを増すということを身をもって体感。

それをきっかけに、週に1度の乗馬時間以外にも、服や小物、カトラリーなどを丁寧に手入れするひとときや旅に出ることなど、気づけば “仕事”そして”友人との食事”に使っていた時間を少し“余白の時間”へと移行させるようになりました。

でももちろん、母業も妻業も仕事も色々なことへの興味も、量が減るわけじゃない。

必要なのはちょっとした発想の転換と自分自身のキャラ変。

一人でやり切ろうとしていないかどうか。
自分でやった方が早い、と思ってしまっていないかどうか。
大切な人と一緒にいる時間も何かにかける時間も、すべて長い方がいいという概念に縛られていないかどうか。

だって休むというのは頼り上手になるということなんだもの。

周りの誰かや、それが難しければ数ある時短のための道具や色々なサービスを活用して。

“ちょっとお願い”
”手伝ってくれて助かったわ♪”
”私これができないのよね”
完璧に見える人より、そんな言葉たちがナチュラルに口から出る、頼り上手な大人の女性はとってもチャーミング。

そう感じるようになって、ますます休むということが大切に思えるようになりました。

今すぐに休めなくても、罪悪感も不安もなく休める環境を自ら作ることから。

大丈夫。
ちょうどミモレが始まった頃、海水よりも塩っぱい衝撃の野菜炒めを得意げに出してきた我が夫も、今や子どものお弁当を任せられるくらいにまでなっていますから。笑

前回記事「「休みをとる」ということ」はこちら>>