セットアップは英国の定番ツイード調素材が鉄則!

スーツ/レベッカ・テイラー 靴/ルパート・サンダーソン 写真:アフロ

やはり英国プリンセスとしては、ツイード調素材×ブルー系のセットアップはマストです。
フリンジ使いのディテールや着丈の短さはややカジュアルさがありますが、キャサリン妃のようにコンパクトでボディに合ったサイズ選びをすれば、フォーマルな印象に仕上がります。

小物まで全てブルー系のワントーンと色味は抑えていても、ツイード調素材だとさりげない華やかさが感じられますね。
キャサリン妃がさすがだなと思うのは、このように洋服に素材感があるなら、その分ジュエリーは控えめにしているところ。全体の足し引きのバランスが、上品スタイルの決め手となります。

 


フィット&フレアーシルエットのアンサンブルが妊娠中も大活躍!

アンサンブル/ビューロ・ロンドン 靴/アレキサンダー・マックイーン 写真:アフロ

こちらはキャサリン妃の代表的なシルエット、フィット&フレアーのアンサンブルです。
この時妊娠中のお腹をカバーしながら美しく見せているこのお洋服。とてもロイヤルらしいですし、フォーマルなシーンにピッタリ。
お帽子がノーブルな華やかさをプラスしていますが、それがなければデザインは至ってクラシックです。
スカートのフレア部分のボリュームによって華やかさの度合いが変わりますので、取り入れる場合は、そこをチェックするのがおすすめです。

こちらも全身をネイビーでコーディネート。ジュエリーにダイアモンドを選ばれていますが、私達日本人には、パールの方が似合いますね。

こんな着こなしなら、人や体型を選ばず、誰にでも似合いますし、フォーマルシーンに大活躍するでしょう。


ワンピースは小物でイメージチェンジが可能なミニマムデザインを

ワンピース/ジェニー・パッカム 靴/ジミー チュウ 写真:アフロ

最後はワンピーススタイルです。
ボートネックに長袖、膝下丈のフレアーとデザインはミニマムで、シルエットにこだわった一枚。黒のベルベットベルトをウエストのアクセントにしており、キャサリン妃らしさにあふれています。
トレンドのヘッドバンドをお着けになっていることで、全体が華やかな印象に見えますが、ワンピース自体はシーンを選ばないデザインですね。さすが着回しがお得意なキャサリン妃のセレクトです。
この時、キャサリン妃のピアスはパール×ダイアモンドのスタッズ型ですが、パールのイヤリング&ネックレスに替えれば、このまま私たちにもマネが出来そうなフォーマルスタイルです。


いかがでしたか?

国によって文化や価値観の違いはありますが、フォーマルスタイルという点ではロイヤルファッションから学べるところは多いはず。

まして着回しがとってもお好きなキャサリン妃が選ぶネイビーのお洋服は、トレンド重視ではなく、長く着回せそうなものばかりです。
何か少しでも皆さんのヒントとなれば嬉しいです。
 

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構成/高橋香奈子、片岡千晶(編集部)

 

前回記事「全英が絶賛!キャサリン妃の賢いソワレ着回し術」はこちら>>

 
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