人と話すのが苦手で、飲み会のお誘いにビクビクしてしまう。大勢で遊びに行くより、休日は1人でゆっくり過ごすのが好き……。そんな内向的な性格で悩んだことはありませんか。
筆者は今でもしょっちゅう、あります。遊びたいけど、休みたい。でも予定もないのに断るのもな……と、いつもうじうじグジグジしています。
『内向型人間だからうまくいく』の著者であるカミノユウキさんも、長く内向きな性格に悩み、社交的になろうと努力し続けてきたといいます。しかし、外向的な人間ばかりを偏重する社会に疑問をいだき調査をしていくうち、「内向型人間」という分類を発見。その結果、自分を受け入れられることができたそう。
今回はそんなカミノさんの著書から、内向型人間が生きづらさから解放される術をお送りします。

 

「なぜ内向型人間は外向型人間になろうとしてしまうのか。それは、世の中に出回っている自己啓発本やビジネス書は外向型人間向けのものが多いからです」

こう語るカミノさんは、堀江貴文さんの著書『多動力』などを例に挙げながら、「自分の性格とは違うタイプの人の真似をしてもうまくいかない」と断言します。
というのもカミノさん自身が会社員時代、本当は1人が好きなのに無理やり飲み会に参加して疲弊したり、社交的な営業の先輩を真似しようとして失敗したりしたそう。

 

「私が自分の性格を嫌い、苦しんできたのは、“外向型であれ”という世間の価値観に流されたからです。しかし、内向型の人間は、内向型らしく生きればよいのです」

カミノさんによると、3人に1人は内向型の性格の持ち主ということが研究でわかっているそう。つまり内向きな人は全然、マイノリティではないのです!
ではそもそも一体、「内向型人間」とはどんな人を指すのでしょうか。