お金をテクノロジーに任せれば生き方も変わる


――実際にマネーフォワード MEを使っている方から、どんな声がありますか?

辻:「ポジティブな生き方になった」と言われることが多く、これは本当にうれしいですね。家計管理をすると、「この出費はプラスだったけれど、これは無駄だったな」と、お金の使い方を振り返るようになるんですよね。例えば、全然使っていないクレジットカードの年会費や、毎月謎の支払いがあることに気づいたり。

お金の使い方が変われば、生き方が変わっていくんです。

それと、給料が入ったら労ってくれるんですよ。「給料が振り込まれました。お仕事お疲れ様でした。」って。僕、今日見てちょっとほんわかしました。児童手当金が入ると「子育てサポートのための入金がありました。毎日の子育てお疲れ様です!」と言われて、それもうれしい(笑)。

――誰かにねぎらってもらうことって、なかなかないですものね。

辻:ツイッターで「給料が入って褒めてくれるのは、マネーフォワードだけだ」という声も見かけました(笑)。

他にも、「夫婦でお金の話をするようになった」「キャッシュレス化で、どれだけ使っていたかがわからなかったけれど、使いすぎていたことがわかってよかった」「ポイントが一元管理できて、期限を切らさずに使えた」という声もいただきます。

また、入出金の際にアラート機能があって、銀行口座から高額の出金をしたり、引落しがされたりすると、「高額の出金がありました」と表示されて、ドキッとするんです(笑)。

個人事業主向けには、マネーフォワード クラウド確定申告という確定申告ソフトも提供しています。こちらは有料ですがマネーフォワード MEに登録しているアカウントで、お使いいただけるんですよ。医療費控除の申告書もつくれます。僕は確定申告の際にいつも夫婦ゲンカをしていたのですが、全部自動化されて本当に楽になりました(笑)。

これも全て、テクノロジーの力ですよね。ロボアドバイザーのように、1万円から世界中の株に自動で投資できるようになったりと、金融サービスが本当に便利になってきたと感じます。

――いわゆる「なんとかペイ」も普及してきましたが、辻さんも使われていますか?

 

辻:はい、僕は完全にキャッシュレス生活ですね。社内で飲み会があっても、基本的にみんな現金は出しません。PayPayかLINE PayのQRコードがチャットでまわってきて、割り勘で入金する形です。

 

――まさにIT企業!ですね。ちなみにお金関係がデータ化されると「情報が漏れたら怖い」という方もいますが……。

辻:はい、そういったご不安な声もいただきます。僕たちは、創業当時から金融機関で働いていたメンバーで強固なセキュリティシステムをつくっています。当然ですが、これまで一度も情報が漏れたこともありません。

パスワードは、「残高照会」や「入出金情報」が見られるものだけを預かっていて、口座番号など、振込や送金に必要な情報はいただいていません。もちろん、絶対に漏れてはいけないのですが、万一漏れたことで送金されてしまうことはありません。

これもよく聞かれるのですが、従業員はもちろん、社長の僕も、ご利用いただいる方や友人知人の資産残高を見られるなんてことはありません。

――最初に銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどを連携させれば、あとは自動でできて本当に便利ですよね。

辻:ユニクロで買い物をすれば、自動で「衣服費」などと分類してくれて、忙しい方ほど使っていただきたいサービスですね。手書きやパソコンで家計管理をしようとすると、本当に時間がかかる。もし2、3時間かかるとしたら、時給で考えると数千円かけていることになるから、本当にもったいないことです。お金関係でテクノロジーを使うと、メリットづくし。ぜひ活用していただきたいですね。

撮影/大坪尚人(編集部)
取材・文/西山美紀
構成/片岡千晶(編集部)


 

前回記事「無駄遣いが減る!銀行口座を整理したメリットとは?【編集部員の体験記】」はこちら>>

 
  • 1
  • 2