スタイリスト川上さやかさんに小柄な方ならではのファッションのコツを教わる短期集中連載も今回で最後になりました。最終回は、Sサイズならではの買い物の基準を教わります。

スタイリスト川上さやかさんが実体験から語る「小柄さんが避けたいNGアイテム」とは?>>>


Q.川上さんが小柄ゆえ、買わないと決めているものはありますか?

サイズ直し前提で買うボトム ⇒⇒ 裾がすぼまりすぎていない、すっきり見えるパンツ

 

パンツ/ロク

私が愛用しているロクの定番ストレートパンツ。実は、かなり裾をカットしているんです。

 


Sサイズに裾上げはマストなので、カットしてもシルエットが変わらないデザインだけ買います!

 

ニット/イレーヴ パンツ/ロク バッグ/パームグレンス 靴/ピッピシック ネックレス/マリーエレーヌドゥタイヤック バングル/セリーヌ

身長が低いと市販のパンツの丈が長いというのは仕方がないこと。私自身も、日本ブランドのデニム以外のパンツはほぼ長いので、パンツのお直しは当然のことだと捉えています。億劫に感じず、ちゃんと裾上げすることでストレスなくはけるようになります。

しかし大事なのは、裾をカットしてもパンツのもつシルエットが変わらないパンツだけを買うということです。たとえば、ブーツカットのパンツの裾をカットしてしまったらせっかくのフレアシルエットが台無しになり、そのパンツの魅力が損なわれてしまいます。


いくらデザインが気に入っても買わないと決めているボトム ⇒⇒ 裾上げをするとシルエットが変わるパンツ、背が高い人にとっての9分丈パンツ


先ほどお伝えしたようなブーツカットのパンツは丈が長すぎたら買わないと決めています。ほかにも、裾がすぼまっているテーパードパンツも裾をカットすることでシルエットが変わってしまうので、自分の脚の長さに合っていなければ買いません。

もうひとつ買わないと決めているパンツは、背が高い人にとって9分丈パンツとしてつくられているものです。こういったパンツは、Sサイズの人にとってはちょうどいいフルレングス丈になることもあります。ですが、実際は9分丈としてつくられているものをフルレングスではいてしまうと、やはりシルエットがおかしいことになってしまうんです。当たり前ですが、ちゃんとパンツの膝が自分の膝にくるものを選ぶほうがきれいに見えます。

ですので、パンツを買うときは必ず、ショップスタッフの方に「これはフルレングスのパンツですか?」と着丈を確認しています。

 
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