クローゼットオーガナイザーの林智子さんに、少ない服でもおしゃれが楽しめる、“断捨離クローゼット”の作り方をうかがう本企画。第2回は、林さんのご自宅のクローゼットを大公開!厳選されたワードローブの断捨離方法と、収納のプロならではのさまざまな工夫を凝らした収納テクニックは必見です。

第1回「【断捨離】ムダのないクローゼットを作れる4つの簡単ルールとは」はこちら>>

 


林さんの循環式クローゼットの中身とは?


アウターから小物までオールシーズンの全てがここに!

 

整然とした美しいクローゼット。このなかに春夏秋冬の全4シーズン分、すべて納まっているというから驚きです!

上段にはバッグとハンガー掛けの洋服を

 

上の棚にバッグ類、ハンガー掛けのアウター、ジャケット、トップス、ボトムス、ワンピース…とアイテムごとに並んでいます。バッグの中には購入時の保存袋を入れて、型崩れを防ぎます。

クリアボックスには季節外アイテムも

 

MUJIの収納ボックスは白い画用紙で目隠しを。右側のボックスにはニットやデニム、ストールやベルトなど。真ん中のボックスには下着やTシャツ、季節外のアイテムを。左の白い布のボックスは今着ている部屋着を入れているそう。


林さん流・断捨離クローゼットの作り方とは?


 STEP1 
3~5年後の自分像を考える


「数年後になりたい自分…といってもパッと思いつかない場合は、昔好きだった映画に出てくる女優さんや、身近な人でも良いので、憧れの対象を探してみます。私の場合は、シンプルだけど質の良いものをさらっと素敵に着こなすフランス人マダムをイメージしました。ファッションだけでなく、言葉遣いや所作も含めて素敵だなと思える人がいると、より良いかもしれません。自分のなりたい理想像が決まれば、これからの自分にどんな服が必要かの輪郭が見えてきます」

 STEP2 
洋服選びの
ルールを決める

○ベーシックカラーをメインに
「ワードローブがカラフルすぎると、合わせるアイテムが固定されてしまい、コーディネートの幅が広がらないので、白、ベージュ、ネイビー、黒をメインに揃えています。私の場合はベージュですが、パーソナルカラーなどで自分に似合う色、着ていて落ち着く色があれば、その色はトップス・ボトムと色々なアイテムで揃えておくことをおすすめします」


○トレンドカラー・挑戦カラーはボトムで取り入れる
「トップスはベーシックな定番色にして、ボトムで色を取り入れるのが失敗もなくおすすめです。今まで手にしたことのないトレンドカラーでも、ボトムなら違和感なく、おしゃれに着こなせます」