私のポルトガルの家には、“我が家に滞在中の家族や友人におすすめの本”というコーナーがあります。その中に『ラストバイキング』という、人類史上初の両極点到達を成し遂げたノルウェーの探検家、ロアール・アムンセンの伝記を並べています。

おすすめの本。一番左が、『ラストバイキング』

なぜ私がこの本をおすすめするのかというと、もちろん主人の出身国の英雄である探検家の偉業と名前を知ってほしいこともありますが、一番の理由は彼のこんな言葉があるからです。

 

「偉大な探検家とは、誰よりもいち早くその偉業を達成させることではなく、リーダーとして危険を前にしたときに、引き返すことができるかということ」

これからの世界でもっと深刻になる経済不況、そしてその後の大恐慌を考えると、真のリーダーと、そのリーダーを受け止める意識の高い国民がいる国だけが生き残れるのかもしれません。

このようなことを書いていると、また前回の記事に引き続き人気のないものになってしまうと思います。でもこんな時だからこそ、私の記事がたった数人にでもいいので、もっと何か真剣に考えるきっかけになれることを願っています。

真剣に現状を把握して、その先を考え、その上で自分ができることを行い、少しでもより良い精神と環境を整えことが今、一番必要なのです。

だからこそ、

#Istayhomefor   

大切な人のために家にいることです。

一人ダンスパーティー!どんな時もユーモアは1番の友達です。
 


前回記事「コロナウイルス、ニューヨーク・ヨーロッパ各地に住む家族、友人の近況」はこちら>>

 
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