43歳にしてシワなし、たるみなし。透明感あふれる美肌と美貌を保ち続ける美容家の石井美保さん。自身の悩みだった極度の乾燥肌や毛穴悩みを解消すべく、試行錯誤してたどり着いたのが「徹底してこすらない“摩擦レス”なスキンケア」。その石井式メソッドで、主宰するサロンの新規予約は2年待ち、美容誌で連載を持つなど、肌悩みを持つ多く女性の支持を集めています。4月10日には著書「一週間であなたの肌は変わります 大人の美肌学習帳」を発売。今回はそのなかから、たるみをリセットする「肌アイロン」をご紹介します。

 


たるんだお肉の位置をリセットする「肌アイロン」とは?


水分や老廃物が溜まってむくみとなり、それがやがてたるみとなります。けれど、ラップ一枚の薄さの肌の表面は、ゴリゴリと強く流すマッサージだと逆効果。かえって肌がたるむ原因になってしまいます。石井式「肌アイロン」は、繊細な肌に負担がないよう、やさしく老廃物を流し、落ちてきた肉を元の位置に戻すメソッド。1日1回の習慣で、たるみをリセットします。


フェイスラインのたるみ&ほうれい線に効く
肌アイロンの基本動作



1.肌アイロンはこの2本で!

 

指と手のひら使って肌をリフトし、シワを伸ばす肌アイロン。力が入りにくい薬指と小指をメインに使っていきます。


2.ほうれい線やフェイスラインのもたつく肉をすくいあげる

 

左手を右こめかみにあて、右のほうれい線が薄くなるくらい引き上げてキープ。 右手の薬指と小指をほうれい線からあごにかけてあて、もたつく肉をすくう。

ポイント:ピンと張って肌をたるませない!
こめかみをピンと引き上げないと、お肉と一緒にシワがより、いずれ本当のシワになってしまいます。

3.もたつく肉をこめかみまでスーッとやさしく流す

 

薬指と小指の中におさめたお肉を逃さないように、こめかみまでスライド。こめかみに移動してきたお肉を左手で押さえ直す。左右10回ずつ繰り返す。


「肌アイロン」5つの法則


1. 毎朝行う
夜でもOKですが、顔のフォルムが整って透明感も上がるため、朝ケアに組み込んで。何度もするのはやりすぎなので、一日1回まで。

2. 乳液を塗るついでに
指すべりがよく比較的お手頃な乳液は、肌アイロン向き。500円玉大の乳液でなじませついでに行い、すべりが悪くなったらつけ足して。

3. 極弱い圧で。こすらない
母親が我が子をやさしくなでるような動きが、肌アイロンの原点。 肌の表面はラップのように薄いことを意識して、とにかくやさしく!

4. 使うのは薬指&小指
力が入りにくい薬指と小指を使って摩擦防止。指先を避けて、乳液を手のひら全体に広げたら、薬指と小指を揃えてすべらせて。

5. ローションでたっぷりうるおしてから行う
化粧水がこれ以上、肌の中に入らなくなるまで入れ込んでおくこと。肌表面がぬるぬるになり、肌アイロンをする際の摩擦の予防に。