Miwako’s point!!
「チャームポイントの目は、アイライナーを効果的に入れて。リップは、グロッシーなヌーディーカラーのグロスでぷっくりツヤツヤに」

 

松本さん:「このグロス、とってもきれい!この透明感はパープルの効果かな」

水野さん:「そう。パープルの色味が唇の色をコントロールして透明感を生んでくれていますね。このリップグロス、唇にさほど赤みがなければ、直接塗ってもOKなのですが、千登世さんはもともと唇に赤味があるので、手に余ったファンデーションで軽く抑える程度に整えてからリップグロスを塗りました。見た目以上にニュートラルに仕上がるんです。そしてこのグロッシーなテクスチャーが映えるの。もともと美しい唇の形が、よりぷっくりとして、可愛いらしい感じに。ちょっと遊びがあって、生き生きとした感じにしたかったから、このリップグロスは、今日のメイクに欠かせません」

松本さん:「うん、うん。目元にも力があるかんじ。でもいたずらにやり過ぎた感じになっていないから、とてもいい感じです」

水野さん:「目の輪郭を強調しながら、ブラウンのアイライナーで隙間を埋めているだけなんです。あたたかみのある陰影は出してくれるんだけれど、大げさにならない。あるがままの目の形をより明確にしているだけなんです。強さはあるけれど、千登世さんの愛らしさと、優しさもちゃんと伝わるように。チャームポイントを引き立てる、自分らしさを引き出すって、まさにこういうことなんだと思うんです」

松本さん:「そういう未和子さんのお話が大好き。目を覚まさせてくれるというか、そうだよねって思わせてくれるから。未和子さんがメイクされた誌面などを拝見していても、素敵だなってつい惹かれてしまうのは、もちろんプロとしてのテクニックも持ってらっしゃるのだけれど、それ以前に、やっぱりまずはその人の魅力を知ろうするところにあるのでしょうね。その人となり、人間味がちゃんと生かされているんだなって。……これ、もう、話が尽きない!(笑)」

 

使ったのはこれ!


「普段に近い」というデニムスタイルの今日の千登世さん。未和子さんのメイクとの掛け合わせで、より新鮮に、より魅力的に。 美容のプロッフェッショナルであるおふたりの率直な会話も、説得力がありましたね。

次回は、千登世さんのシャツスタイル。おしゃれな千登世さんのシャツスタイルそのものにも、そして、どんなメイクと、どんなお話が繰り広げられるのか。お楽しみに!

「白シャツの日に潤い感を足す「シャネルのハイライター」」はこちら>>

デニム#リーバイス
ニット#PETER DO
ピアス・リング#シンメ
撮影/目黒智子
メイク/水野未和子(3rd)
ヘア/TAKESHI(Sept)
取材・文/松井陽子
編集/朏 亜希子(mi-mollet編集部)

 


第1回:「デニムコーデを洗練させる「立体眉」の描き方」 はこちら>>
第2回:「大人こそ春メイクは「ピンク」。肌に自然な血色を足す方法」 はこちら>>
第3回:「デニムの日の定番・赤リップ。プロが勧める旬の1本とこなれる塗り方」 はこちら>>
第4回:「白シャツの日に潤い感を足す「シャネルのハイライター」」 はこちら>>

 
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