5「一度入ったら、途中で解約するのはもったいない」?


たしかに、貯蓄型保険や個人年金には、契約期間の途中で解約すると元本割れしてしまう(すでに払った分の一部は戻ってこない)保険もあります。
でも、余分な出費だとわかっていながらこの先もずっと払い続けるとしたら、もっと損ですよね?

『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』より

たとえば、保険会社に勧められるまま高い保険に入り続けた場合、30歳から79歳までの夫婦の保険料は2112万円。一方、必要な保障だけを選択して加入した場合の保険料は888万円。その差は1200万円以上にもなります。
元本割れで少し損をしたとしても、長い目で見れば解約するのが賢明です。

 


今どきの保険の常識、いかがでしたか?
新入社員の頃によくわからず入ったままの保険、親に勧められて入ってしまった保険。今さら止めるのはもったいないと思うかもしれませんが、保険は高い「買い物」です。ムダな保険に入っていることほどもったいないことはありません。

思い切って解約をして、新たに必要な保険に加入する……。手続きが億劫かもしれませんが、保険料のような固定費を抑えることができれば家計の節約効果も絶大です。この機会に見直してみましょう。

次回は「円満な夫婦はお金が貯まる?」というテーマで貯蓄ができる夫婦のコミュニケーションについてお伝えいたします。
 

 

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『知識ゼロでも! 日本一わかりやすいお金の教科書

定価1200円/講談社刊 著者 深田晶恵 
ISBN 978-4-06-519311-2

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令和の時代をお金に困らず生きるためには何から始めればいいのか、元先輩OLでもあるファイナンシャルプランナー深田晶恵さんが、イラストとマンガたっぷりに日本一わかりやすく教えます!

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