花柄&クラシカルなボウタイもプリンセスのマストデザイン

2017年8月30日 、ケンジントンガーデンにて。 ワンピース/プラダ 写真:Keith Mayhew/Camera Press/アフロ

ダイアナ元妃、没後20年を記念してケンジントンパレス内に作られたメモリアルガーデンをご覧になるキャサリン妃。ポピーの柄に、義理の母への追悼の意が感じられます。
花柄にロイヤルらしい、ボウタイのデザインを組み合わせたワンピースというのも、キャサリン妃のお気に入り。ブランドはなんとプラダで、お得意のクラシックなデザインが永遠のロイヤルスタイルとしてピタリとはまっています。

実はこの時ルイ王子を妊娠中のキャサリン妃ですが、ウエストがゴムのシャーリングだから、お腹は楽ちん。しかも、高い位置でのウエストマークと脚長効果でスタイル良く見えるポイントも押さえています。

 


シャツ型ワンピースで甘さ控えめ。進化した花柄スタイル

2019年9月10日 、ウィズレー王立園芸協会植物園にて。ワンピース/エミリア・ウィックステッド 写真:REX/アフロ

伝統的な小花柄のワンピースが、モダンに進化したのがこちら。王立園芸協会植物園を訪問時とは、まさにTPOにぴったり!といったチョイスです。
英国らしいピンクのローズ柄が目を惹くワンピースは、ロイヤルからセレブまで大人気の、モード系デザイナー、エミリア・ウィックステッドのデザイン。フィット&フレアーにマキシ丈と、キャサリン妃の鉄板シルエットは変わりませんが、上半身が細身のシャツ型になっていることで甘すぎず、シャープでカジュアルな印象に変化しました。

このように、さりげなくトレンドのディテールを取り入れながら、古く見えない花柄スタイルを追求されています。

英国らしい小花柄は、セットアップでも所有

2017年7月18日、ポーランドご訪問。 セットアップ/アーデム 写真:Press Association/アフロ

大好きな花柄は、ワンピースだけでなく、セットアップにも取り入れられています。
今や英国を代表するブランドで、キャサリン妃のみならずメーガン妃もご愛用のアーデムのものですが、花柄がブランドアイコンでもあるだけに、ローズ柄を中心とした豪華な刺繍にうっとり。

デザインはベーシックなクルーネックの七分袖のショート丈ブラウスに&タックスカートと、シンプルで着回しも利くから、私たちもマネがしやすいですね。

このように見ていくと、キャサリン妃の花柄ファッションの特徴は、

・白やイエローなどペールトーンや、ブルーやグリーンの寒色系。

・小花柄が中心ながら、単色であれば大柄もあり。またボタニカル・プリントもOK。

・シルエットはフィット&フレアー、着丈はミディからマキシ。

・フェミニンにするならシフォン系、エレガントにするならシルクやクレープ素材、スタイリッシュに仕上げたいときにはタフタやコットンなど張りのある素材。

意外にも、キャサリン妃の花柄ファッションって、取り入れやすくないですか?
ワードローブの中に花柄アイテムをお持ちの方は、ぜひチェック&着てみましょう。思わず欲しくなっちゃった方は、ショッピングの参考になさってくださいね。

構成/高橋香奈子、片岡千晶(編集部)

 

前回記事「ダイアナ妃からシャーロット王女へ、3代受け継がれる英国伝統のファッションとは?」はこちら>>

 
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