今年も我が家のさるすべりの花が咲きました。この時期街角でよく見る、白や明るいピンク色の花は夏の空に一層映えます。幼いころ祖父にさるすべりの名前の由来を尋ねたことがありました。「ほら木の幹がつるつるしていて、木登り上手な猿でも滑って落ちるというのだよ」と教えてもらったことを覚えています。

クレープ状にギャザーの寄った花びらがとても可愛らしいです♡

去年のこの時期に、京都のお土産にいただいたお扇子にはさるすべりの絵が描かれています。私のことを思って選んだと聞いたときとても嬉しくて、その気持ちとともに大事にしています。

京都の老舗、十松屋福井さんのお扇子です。

さるすべりは百日紅と書くようにかなり長く咲く花として知られています。秋風が吹くころまで、しばらくの間華やかに咲き続けて楽しませてくれることでしょう。